1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 野球

【高校野球】報徳学園・今朝丸に阪神など11球団26人スカウト集結 ドラフト上位候補の151キロ右腕

スポニチアネックス / 2024年7月11日 18時28分

<舞子・報徳学園>粘投した報徳学園・今朝丸裕喜

 ◇第106回全国高校野球 兵庫大会2回戦 報徳学園13―4舞子(2024年7月11日 ベイコム尼崎)

 今春選抜準優勝の報徳学園が、舞子を7回コールドで破り、3回戦に駒を進めた。

 大事な夏の初戦。報徳学園の先発マウンドに上がったのは、背番号1だった。今秋ドラフト上位候補の最速151キロ右腕・今朝丸裕喜(3年)は5回8安打4失点と苦しみながらも、尻上がりに調子を上げて試合をつくった。だが、試合後には開口一番、反省の弁が口を突いて出た。

 「反省の方が多いです。一番は立ち上がりで取られてしまったというのが、反省です」

 味方打線が5点を先制して迎えた初回のマウンド。先頭打者から空振り三振を奪い、順調に立ち上がった…かに見えた。だが2番打者に初安打を許すと、2死一塁から中越え二塁打を浴び、1点を失った。2回は1死一、三塁からパスボールで2点目を献上。4点リードで迎えた3回も締まらない。1死から四球と死球で一、二塁とされ、2者連続適時打を浴びて2失点。3回までに4点を失った。

 だが4回以降は修正力を発揮。真っすぐ狙いの相手打線に対し、変化球の割合を増やすことで的を絞らせなかった。4、5回とスコアボードに「0」を並べ、5回100球でマウンドを降りた。

 「(4失点は)もう全然、久しぶりというか…けっこう対策してきているな、という感じはありました。低めを狙って、浮いてしまったところを打たれてしまいました」

 思わぬ結果となったマウンドを、冷静に振り返った右腕。ただ、随所にドラフト上位候補の実力も誇示した。試合中も雨が降りしきり、足場の悪いグラウンドコンディションでも、直球は最速147キロ、平均142キロ前後を計測。8奪三振と、計15アウトの過半を三振で奪ってみせた。

 ネット裏には11球団26人のスカウトが大挙集結し、改めて注目度の高さを物語った。特に地元・阪神は畑山俊二統括スカウトを筆頭に6人態勢で視察。担当の熊野輝光スカウトは「もうちょっと上がってくるでしょう。力を持っているのは分かっている。あとは、いいときの状態に戻してくれたら」と話した。オリックス・小松聖スカウトも「力があるのは分かっているので。修正して4、5回をゼロに抑えられた点は良かったと思います」とうなずいた。

 「どんな対策をしてくるかというのは、けっこう分かったので、次はその上をいけるように臨んでいこうと思います。兵庫のてっぺんを取って、甲子園で日本一になることを目標にして、やっていきます」と今朝丸。6年ぶり16度目の夏の甲子園切符、そして43年ぶり2度目の夏の日本一へ向け、発進した。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください