柔道混合団体 高山莉加が日本勢唯一の全4試合出場 故障の素根の分まで戦い「本当に感謝しています」
スポニチアネックス / 2024年8月4日 2時31分
◇パリ五輪第7日 柔道(2024年8月1日 シャンドマルス・アリーナ)
柔道混合団体が行われ、日本は決勝でフランスと対戦。東京五輪決勝の再現となったが、日本は代表戦の末に敗れ、銀メダルに終わった。その中で女子70キロ超級では、高山莉加(29、三井住友海上)が日本で唯一、全試合に出場、決勝でも大きな1勝をもたらした。
先陣を切った村尾三四郎がゴールデンスコアに入っての一本勝ち。最高の形でバトンを受けた。高山は78キロ超級銅メダリストと1階級上のディコから技ありを奪って殊勲の1勝を挙げた。この1勝が日本に流れを呼んだかに見えたが、3勝1敗から連敗し、代表戦で斉藤立がリネールに敗れた。
高山は「自分より大きい相手だったので、ガムシャラにポイントをとりに行こうと思って戦いました。いつでも準備はできていた」と話した。
女子78キロ超級の素根輝(24=パーク24)が2日の個人戦で左膝の負傷で敗者復活戦を棄権。出場ができない状況で、高山が大きい相手と戦わなければいけない状況だったが「試合の合間も素根選手にアドバイスをもらって戦うことができた。本当に感謝しています」と話した。
高山は78キロ級で3位決定戦で敗れてメダルを逃した。だがしっかりと気持ちを切り替えた。初戦ではスペインの選手に一本負け。準々決勝ではセルビアの選手に一本負けを喫したが、準決勝ではレネ・ルフトを抑え込んで一本勝ち。そして決勝での勝利と自身より階級が上の相手と堂々と渡り合った。
スタンドで観戦した素根の分まで戦い抜いた。金メダルは手にできなかったが、高山莉加はできることをやり切った。
◇高山 莉加(たかやま・りか)1994年(平6)8月27日生まれ、宮崎県出身の29歳。鹿児島南高を経て13年4月から三井住友海上所属。3歳の時に財部柔心館道場で柔道を開始。高校時代は3年でインターハイを制覇。国際大会ではなかなか結果を残せなかったものの、昨年はグランドスラム・タシケント大会を制すなど表彰台に立ち続け、12月にパリ五輪代表に内定。今大会の柔道日本代表で唯一、世界選手権の出場経験がない。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
【柔道】混合団体の銀は〝日本の大善戦〟 小川直也氏が指摘する勝敗のポイント「本来なら彼女が…」
東スポWEB / 2024年8月4日 4時0分
-
柔道混合団体の決勝フランス戦、代表戦で敗れ銀…阿部一二三「日本の皆様に申し訳ない」と涙
読売新聞 / 2024年8月4日 2時25分
-
ああぁぁっ…柔道日本は混合団体で銀 あと1勝から3連敗…最後は抽選リネールに敗れ無念 一二三は大号泣
スポニチアネックス / 2024年8月4日 1時59分
-
混合団体 日本が金メダル王手!ドイツに4連勝で決勝進出 2大会連続メダル確定!さあ東京のリベンジだ
スポニチアネックス / 2024年8月3日 19時59分
-
柔道混合団体 2回戦でスペインに4-3で勝利、阿部詩が逆転の一本勝ち、6日前の敗戦から復活【パリ五輪】
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年8月3日 16時52分
ランキング
-
1日本での五輪開催「近い将来、また...」とIOC統括部長 ネット総スカン「疑惑判定のあれこれのすぐ後に言う?」
J-CASTニュース / 2024年8月4日 15時8分
-
2「意味不明なブーイングを黙らせた」 完全アウェー蹴散らしたフェンシング銅メダル江村美咲に日本人痛快
THE ANSWER / 2024年8月4日 10時33分
-
3サッカー男子「23歳以下」女子は「無制限」のなぜ 1世紀近い歴史の差、将来は年齢制限導入も?
THE ANSWER / 2024年8月1日 14時33分
-
4なでしこJに本音「点の匂いしなかった」 代表OBが持論「消極的」…自分たちのスタイルの“迷走”【見解】
FOOTBALL ZONE / 2024年8月4日 11時30分
-
5パリ五輪・柔道「待て」をめぐる“疑惑の判定” 全日本柔道連盟の元審判員は、「あんな下手な判定はない」「背中を叩くのは基本中の基本」と指摘
NEWSポストセブン / 2024年8月4日 7時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください