1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 格闘技

プロボクシング日本フェザー級3位の前田稔輝は2回TKOで再起「次がラストチャンスと思って…」

スポニチアネックス / 2024年8月4日 20時13分

再起戦でヨティン・トンカン(左)と対戦した前田稔輝

 プロボクシング日本フェザー級3位の前田稔輝(27=グリーンツダ)が4日、エディオンアリーナ大阪第2競技場で同級8回戦に臨み、ヨティン・トンカン(23=タイ)を2回1分25秒、TKOで下し、再起した。

 勝利後のリングで最初に反省の言葉が口をついた。「相手のレベル的には物足りなかったけど。復帰戦でKOを見せたいと力んでしまった。そこは反省。いろいろ引き出しを見せたかったのに狙い過ぎました」。さらに日本王座へ強いこだわりを示した。「2回タイトル戦に負けて、次がラストチャンスというぐらいに思っています。みなさん、応援で力を貸してください」と呼びかけた。

 前田は今年2月に日本同級タイトルマッチに1位の指名挑戦者として臨み、王者の松本圭佑(大橋)に判定負け。要所で右カウンターを食らい4回にダウンを奪われるなど劣勢。最終10回にダウンを奪い返したものの、2度目の日本王座挑戦もベルトに届かなかった。22年12月のタイトル初挑戦は日本&WBOアジアパシフィック(AP)王者の阿部麗也(KG大和)に判定負けしている。

 東洋太平洋やWBOAPなど他の地域タイトル獲得を経て、世界初挑戦を目指す道もある。本石昌也会長は「日本タイトルにこだわっています。きちんと手順を踏んで、みなさんに認めてもらえるチャンピオンにしたい。そこは本人とも話し、わかってくいれている」と方針を説明した。前田は現在3位。次の指名挑戦者は1、2位による決定戦の勝者となるため、しばらく“順番待ち”となりそう。本石会長は「力をつける期間だと考えています」と話した。

 2度の日本王座挑戦失敗を踏まえ、前田は現在の強化ポイントを次のように明かす。「自分のリズムで試合を進められるようにすること。過去2回のタイトル戦もそうだけど、相手の引き出しにつられてペースをつかめなかった。自分のペースをつかむ組み立てが必要。(相手を)倒せる力はあると思っている。それを出すための引き出しを増やしたい」。また、実現すれば3度目となる日本王座挑戦へ向け「まだキャリアの終わりを決めているわけではない。でも次がラストチャンスと腹をくくって、やっていきたい」と強い決意を示した。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください