阪神2軍はサヨナラ勝利!! 9回に栄枝が決めた 和田2軍監督「結果を出してくれた」

阪神・栄枝

　◇ウエスタン・リーグ　阪神3ー2広島（2024年9月5日　鳴尾浜）

　阪神2軍は広島にサヨナラ勝利を収めた。

　1点を追う9回1死一、三塁のチャンスをつくると、代打・豊田が左翼への犠飛を放って同点。なおも2死二塁から栄枝が右前に運ぶサヨナラ打を放って試合を決めた。

　先発は、2軍降格後初登板となった伊藤将。2、3回に1点ずつ失ったものの、以降はしっかり修正し、5回6安打2失点だった。

　以下は和田2軍監督との一問一答。

　―井坪がつなぎ、栄枝が決めた。

　「井坪もそうだし豊田の粘り強さも素晴らしかったし、勢いというか、あそこまでいったらもう本当に打つだけというところで栄枝が結果を出してくれたけど。いいところはね、8、9回の終盤の粘りは良かった。その中で序盤で、この3連戦見ていて、（広島との）1番の違いは、ファーストストライクから振っていたカープと見てしまっていた（阪神）。野球っていろんなこと考えないといけないんだけどね、違う球来るかな、狙った球と違う球来るかなとか。フライあげたらあかんなとか、マイナスのことを考えた時には、やっぱりバットが出ていかなくなるんでね、やっぱりそこは勇気を振り絞って振っていかないと。まだそういう意味では、やっぱりカープ打線は本当にファーストストライクからガンガン振ってくるそこは、やっぱり見習わないといけない部分だな」

　―遠藤も初回にタイムリー。

　「ツーボールから取りに来た、まっすぐだったんで。コースに逆らわずね。本当は、ランナー2塁だから（球を）引っ張りたいとこなんだけど、向こうもね、引っ張れるようなところには投げてこないんで。そういう意味ではコースに逆らわず、それを1球で仕留めた。そこで2点目が取れなかったから展開的に逆にしんどくなっちゃったね」

　―伊藤将は降格後初登板で5回2失点。

　「今日の立ち上がりを見てたら、真っすぐも走ってたし、非常にいい立ち上がりをした。だけど、2回に（磯村に）一発食らってから、コースを丁寧にというような投球に切り替えていったので。ちょっと球数は多くなったけど、それでも5回2失点というところで、まずまずの、すごくいいというところではないけど、ピッチングとしては悪くなかった」

　―打線が点を取れない中で中継ぎ陣が無失点リレー。

　「それが8回、9回のところにつながっていると思うんで。やっぱりここにいるピッチャーは何点ビハインドであっても、目指すところはやっぱり1軍なんでね。どんなシチュエーション、どんな状況でもゼロで抑えて帰ってくるという強い気持ちを持って、今後もやってほしいね」

　―広島の選手が試合後にグラウンドに向かって一礼をしていた

。

　「カープの高監督が、“試合終わったらグラウンドに一礼させてくれ”と。　もうカープは（鳴尾浜が）最後なんですね。相手チームではあるけど、我々だけじゃなくて、相手のチームも鍛錬した場所。そこに対しての敬意を払ってくれるっていうのは、すごく野球人としてありがたいこと。我々もそういう気持ちで野球をやらないといけないし、続けていかないといけない。本当にありがたい申し出だった。いつもない光景というか、その姿を選手たちは見ていると思うんで。（鳴尾浜では）あと、もう6試合しか試合はないんで、本当に思う存分暴れてほしい」