【RIZIN】榊原CEO「もう一度明確に陰性を…」 平本蓮に今後の出場に向けたドーピング検査を明言

榊原信行CEO

　格闘技イベント「RIZIN」は5日の記者会見で、7月28日に開催された「超RIZIN3」のメインイベントで行われた朝倉未来VS平本蓮のフェザー級ワンマッチのドーピング検査の結果、両者陰性だったことを報告。榊原信行CEOは平本に今後“未来に向けた”ドーピング検査を受けてもらうことを明言した。

　ファンの注目を集めた朝倉未来VS平本蓮の一戦。試合は衝撃の1R138秒TKO決着で平本が勝利した。しかし試合後にネットで証拠音声データが投稿されるなど平本のドーピング疑惑が浮上した。

　この会見に出席した榊原CEOは「朝倉未来、平本蓮両選手とも陰性という結果」と報告した。

　ドーピング“疑惑”が浮上した平本について「ドーピングに引っかかる薬物を入手してた時点で、ルールによってはアウトなんです。現状のRIZINのルールではそこまで規定がないんで、これをドーピングしたっていうドーピングに該当するということには裁定できないですけれども、今後、ルールを改定することによって、そういう企てをしただけでもWADAはアウトだというふうに言ってる、そういう側面もあります。

　「平本選手に僕は猛省をしてほしいと思いますし、知ってか知らないか、そういうこともこれネット上でのことなんで実は分からないです。平本選手に会って僕らも話をしました。本人もそういう形で誤解を招くような行動をとったことは反省もしてる」

　今後についても未来の試合出場に向けた検査を受けてもらうと明言。「次多分大晦日の試合に向けて、僕らはオファーすることになりますが、それに向けて未来に向けた検査を受けてもらおうと思います。当然今回の基準にプラスした検査基準ひょっとすると先生方とも相談してですけど、血液検査とかにも応じてもらおうと思います。いずれにしても陰性だということをもう一度明確に、この後の大晦日までの期間の中で、平本選手とも相談をして検査を受けてもらおうと思ってます。その検査が陰性である。という確認が取れたところで、大晦日に向けてのですね、出場の相談をしていきたい、そう思っています」と話した。

　そして「本当に発言が、歯にきぬ着せぬ発言で平本選手のそこが魅力だと思いますし、これからもやっぱり多くのファンに支持されていくことを願ってますし、今回彼が起点になって起きてしまった疑惑検査結果は陰性です。この試合は成立しています。ただ疑惑を起こしてしまったことに対して反省し、自分自身の行動を、行動規範をですね、変えるきっかけにしてもらえたらなと思います」とメッセージを送った。