J2横浜FCは次節にもJ1昇格の可能性 FW伊藤翔「まずは自分たちがやることをやる」

練習後に取材対応する横浜FCのFW伊藤翔

　J2横浜FCは6日、ホームで鹿児島と対戦する。残り5試合でJ1自動昇格圏の2位をキープ。3位の長崎との勝ち点差は11で、横浜FCが鹿児島に勝って、長崎が6日のホーム大分戦で引き分け以下に終われば、4試合を残して早くも1年でのJ1復帰が決まる。

　それでも1日の練習後に取材対応した四方田修平監督（51）は「まだ何もつかんでいない」と強調。練習前のミーティングでは、1―1で終了した9月26日の首位攻防戦の清水戦を振り返り、チームを締め直したようで「細かく言うとたくさんのミスからのピンチであったり、固められて崩しきれなかったこともそうだし、セットプレー素早く始められてピンチ招いたりとか、そういう甘さはあったと思う。そういったところをやれることから変えていければなと思います」と次戦を見据えた。

　今季チーム最多の7ゴールを決めているベテランFW伊藤翔（36）も監督に同調。「向こう（清水）のクイックスタートについていけてなかったりとか、そういうのはJ1のチームなんかも当たり前のようにやってくる。切り替えの遅さっていうのは、スキの1つではないかと思う」とした上で「チームの雰囲気というのは、非常にいい形では来てると思う。そこはもう最後まで崩さず、誰が出てもちゃんとシーズン最後まで戦い切れれば、自ずといい結果はついてくる。もちろん次で決まるんだったらそれに越したことはないですけど、他会場の結果次第だから、まずは自分たちがやることをやるのが最初」と話した。