畑山隆則氏 東洋王者・中嶋一輝と辰吉寿以輝の対戦に「かみ合いますね。打ち合いになる」

5月、サウスポーとの対戦で流血した辰吉寿以輝

　渡嘉敷勝男氏、竹原慎二氏、畑山隆則氏のプロボクシング元世界王者3人がYouTube「ぶっちゃけチャンネル」を1日までに更新。東洋太平洋スーパーバンタム級王者・中嶋一輝（大橋）と元WBC世界バンタム級王者・辰吉丈一郎の次男、辰吉寿以輝（大阪帝拳）との対戦について言及した。8月27日に中嶋が和気慎吾（FLARE山上）を2回KOで下し初防衛に成功後、辰吉（9月度ランキングで同級7位）をリングに招き入れ、年末に対戦することを明言している。

　畑山氏は「辰吉寿以輝かあ。かみ合いますね。中嶋選手も好戦的な選手ですし、打ち合いになる。辰吉寿以輝はサウスポー（との対戦が）どうなんですかね？」と水を向けた。渡嘉敷氏は「お父さんはサウスポーといっぱいやってるよ」と返答。ここで畑山氏は「けど、お父さんはサウスポー苦手ですよね。そこらへんが遺伝するのかどうか…」と指摘した。渡嘉敷氏は「どっちにしろ打ち合いになるよ」と打撃戦になることを予想。畑山氏は「中嶋選手はサウスポーと言っても足を使う感じではないし。（相手が）辰吉寿以輝なら面白いでしょ。辰吉寿以輝にとって今まで一番の強敵なのは間違いない」と話題を締めた。

　辰吉寿以輝は今年5月に今後を見据えたサウスポーとの“テストマッチ”でチャイワット・ブアトクラトック（タイ）に2～6点差の判定3―0で勝利した。ただ、3回に偶然のバッティングで左まぶたを切るなど流血戦だった。それ以前のサウスポーとの対戦は20年11月の今村和寛（本田フィットネス）戦で、こちらは2回終盤に寿以輝が左目尻上あたりを切り試合はストップ。負傷引き分けになっている。