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楽天4位確定…今江監督、来季白紙 2年契約1年目も起用法や戦術面での評価が球団内で割れる

スポニチアネックス / 2024年10月2日 2時2分

<楽・ロ>ベンチの今江監督(撮影・篠原岳夫)

 ◇パ・リーグ 楽天1―5ロッテ(2024年10月1日 楽天モバイル)

 最後の打者・安田が左飛に倒れると楽天・今江監督は帽子を取り、静かにグラウンドに一礼した。5連敗で3年連続の4位が決定。CS進出の可能性が消え「とにかく悔しい。この時期にここまで戦えて、選手は本当に頑張っている。勝たせられなかったところが自分としては非常に悔しい」と声を落とした。

 大逆転でのCS進出を信じて臨んだ一戦でも投打がかみ合わなかった。打線は怪物右腕の佐々木から初回に暴投で先制も、その後は沈黙。先発・岸は力投を続けたが1―0の5回2死一、二塁では遊撃後方に上がった打球を背走した村林がグラブに当てながら落球。2者の生還を許して逆転された。シーズン佳境で今季を象徴するような拙守。結局、打線は佐々木に完投を許し、今江監督は上位との差に「細かなプレーができているチームは強いと思った」と言った。

 昨オフ、石井一久前監督の後任として、12球団最年少の40歳で新監督に就任した。下馬評が低い中、球団創設20周年の節目で交流戦初優勝。「とにかく目の前の試合を一つ一つ」と繰り返し早川、藤井が球団左腕で初の2桁勝利を達成した。野手ではフルイニング出場を続ける小郷らが台頭したが、順位争いが激しくなって本当の力が試される直近10試合で2勝8敗と失速。昨年にシーズン最終戦までCSを争った宿敵に敗れ、5試合を残して悔しい終戦となった。

 今江監督は2年契約の1年目だが、ある球団幹部は「“今すぐ来年ですよ”というよりは(7日の)全日程終了時点で、しっかりと評価させていただきたい」と現時点で来季続投が白紙であることを明かした。チームは昨年まで指揮を執った9人のうち、球団創設初年度の05年に指揮を執った田尾安志監督ら5人がわずか1年で退任。今江監督も起用法や戦術面での評価が球団内で割れており、反省と検証を踏まえ近日中にも結論が出される。(花里 雄太)

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