【WCS第1戦】ブレーブス21歳右腕2回持たずKO 今季メジャー登板わずか1試合で大抜擢も…

ブレーブスの先発・スミスシャバー（AP）

　◇ワイルドカードシリーズ第1戦　ブレーブス－パドレス（2024年10月1日　サンディエゴ）

　大リーグは1日（日本時間2日）、プレーオフのワイルドカードシリーズ（WCS）が開幕。パドレス戦に先発したブレーブスのAJ・スミスシャバー投手（21）は2回持たずにマウンドを降りた。

　立ち上がり、先頭・アラエスに左前打を許すと、続くタティスに初球93・5マイル（約150・5キロ）の直球を狙われ、先制2ランを被弾。1死も奪えないまま2点を失った。

　2回も先頭・クロネンワースに死球を与えると、続くソラノに右前打を許し無死一、三塁。さらに次打者・ヒガシオカに中犠飛を許し3点目を失った。

　ここでブレーブスベンチは継投を決断。2番手・バマーがマウンドに上がった。

　スミスシャバーのメジャーでの今季登板は5月23日（同24日）のカブス戦のみ。先発で4回1/3を無失点だった。マイナーでは21試合に登板し、防御率4・85の成績を残しているものの約4カ月ぶりのメジャーマウンドがワイルドカードシリーズという超短期決戦の初戦となった。

　ブレーブスはナ・リーグ投手3冠のセールが背中のけいれんのため、ワイルドカードシリーズを欠場する。また、前日にメッツとダブルヘッダーを行った影響もあり、21歳右腕をワイルドカードシリーズ初戦という大舞台に抜擢したが、期待に応えることはできなかった。