【WCS第1戦】後がなくなったブレーブス指揮官「明日は勝たなければ」今季11勝フリードで必勝期す

ブレーブスのスニッカー監督（AP）

　◇ワイルドカードシリーズ第1戦　ブレーブス0－4パドレス（2024年10月1日　サンディエゴ）

　大リーグは1日（日本時間2日）、プレーオフのワイルドカードシリーズ（WCS）が開幕。ブレーブスは敵地でのパドレス戦に完敗。後がなくなった。

　今季メジャー登板わずか1試合のスミスシャバーが先発も、初回にタティスに先制2ランを被弾。2回は無死一、三塁からヒガシオカに中犠飛を許し、2回持たずに3失点でマウンドを降りた。

　それでも後を継いだバマー、チャベスら救援陣が力投。3回から7回までパドレス打線を無安打に封じた。

　ただ、打線が相手先発・キングに7回まで散発5安打、12三振を喫するなど最後まで点を奪えずにいると、8回に4番手・ジャクソンがヒガシオカにダメ押しソロを浴び、試合が決した。

　チームは前日、メッツとダブルヘッダーを行いレギュラーシーズン最終戦となった第2試合に勝利し、滑り込みでポストシーズン進出を決めた。その後に東海岸から西海岸に移動したこともあり、疲労の色は隠せなかった。

　試合後、スニッカー監督は「今日のブルペンは素晴らしい仕事をした。8回の（ヒガシオカの）ホームランの前は、18人中17人を凡退させたと思う」と力投した救援陣を労った。

　その上で「僕たちも点を取らなきゃいけない」と打線の奮起を促し、相手先発・キングについて「本当に素晴らしかった。あのスイーパーはとにかく本当に良かった。彼の速球も本当に速いと思った。うちの選手たちを上回った」と相手右腕に脱帽した。

　それでも「明日は（ブルペンの）全員が戻ってくる。彼らは1日休んだ。これで2日連続で投げることができる」とダブルヘッダーの影響でこの日は休ませざるを得なかった救援陣を第2戦、さらには第3戦でも起用できるとした。

　後がなくなった2日（同3日）の第2戦はチーム2位となる11勝を挙げたフリードが先発する。指揮官は「明日は勝たなければならない。フリードがマウンドに立つので、かなり良い状態で臨める。ブルペンが1日休んだのはとてもいいことだ」と必勝を期した。