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那須川天心 “見えないパンチ”で初タイトルだ 対戦呼びかけの武居由樹には「まだまだ強くなるので…」

スポニチアネックス / 2024年10月2日 14時57分

練習を終えポーズをとる那須川(撮影・村上 大輔)

 ◇プロボクシング WBOアジア・パシフィック・バンタム級王座決定戦 同級1位 那須川天心(帝拳)<12回戦>同級2位 ジェルウィン・アシロ(フィリピン)(2024年10月14日 東京・有明アリーナ)

 プロボクシング5戦目で初のタイトル戦に挑むWBA、WBC世界バンタム級3位の那須川天心(26=帝拳/4勝2KO)が2日、都内の所属ジムで練習を公開した。

 7大世界戦を含む2日間興行の2日目に出場し、WBOアジア・パシフィック同級2位ジェルウィン・アシロ(23=フィリピン/9戦全勝4KO)と王座決定戦へに臨む。初タイトル戦へ「意識はしていない」とさらりと言い切り「とにかく世界を獲るまでの切符というか、手段でしかない。ハッピーセットみたいなイメージ」と報道陣を笑わせながら平常心を強調した。

 この日はWBO同級2位、IBF同級10位のクリスチャン・メディナ(24=メキシコ/23勝16KO4敗)と3ラウンドのスパーリングを公開。ラウンドごとにテーマを変え、1ラウンド目は長い距離からの右ジャブを軸に、左の強打を見せると、最終3ラウンド目には接近戦で打ち合いを展開。カウンターの右フックや鋭い左ストレートを次々にヒットさせ状態の良さをアピール。「見てもらえば分かるが、減量中でしっかり顔も小さくなって、肌つやも良く調子がいい」とおどけながら「前回コツをつかんだというか、必要なパーツをゲットできた感じ。それを引き続きやれている。試合まで2週間を切っているが毎日の発見がまだある。試合までどれだけ強くなれるか楽しみ」と手応えを口にした。

 初のラウンド間でのKO勝利を飾った、7月のジョナサン・ロドリゲス(米国)戦を振り返りながら「今までは相手が来たところに大してに動くことを得意としていたが、今は自分で相手を導いて自分の攻撃を当てる。自分で支配して、動かして相手を制することができるようになった」と実感。この日も上体フェイントを織り交ぜながら、相手に何度もロープを背負わせ、リングを支配した。

 対戦相手のアシロは9勝4KOと好戦的な相手。「ディフェンスが強いし、カウンターも結構打ってくる。見えないパンチをたくさん打って、距離を潰していこうと考えている。僕の中では足もパンチ、他の人にはないステップと踏み込みで制していこうかな」とプランを描いた。

 同じキックボクシング出身でWBO世界バンタム級王者の武居由樹(28=大橋)は9月3日の防衛戦勝利後、天心の次戦へのエールを送るとともに「天心選手とやりたい気持ちが強い」と対戦をアピール。これには那須川は「前回僕がああいった勝ち方をしていなかったら言われなかったと思う。そうゆう時期が近づいてきているのかなと思う」と話した上で「まだ5戦目で今年新鋭賞もらったばかりの新人なので。トランキーロ(焦らないで)で。焦んないでください、まあ待っててくださいよ。気長に行きましょうよ。まだまだ強くなるので。もうちょっと待ってください、という思い」と呼びかけた。

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