【戦力外一覧】90敗超え歴史的低迷の西武が陽川ら大量9人に通告 第1次通告3日目までに5球団計39人

西武の（左から）ブランドン、陽川、大曲

　プロ野球の第1次戦力外通告期間の3日目となった2日、球団ワースト記録を53年ぶりに更新し、残り1試合を残し91敗（49勝2分け）と歴史的低迷で3年ぶりの最下位となった西武の陽川尚将内野手（33）、タイシンガー・ブランドン大河内野手（26）ら9選手が戦力外通告を受けた。

　陽川は2013年にドラフト3位で阪神に入団。22年の第1回現役ドラフトで西武に移籍したが、今季の出場はわずか11試合に終わった。2020年ドラフト6位のブランドンは、右の大砲候補と期待され、1年目に出場32試合で3本塁打も、2年目以降は右内転筋痛など度重なるケガで、2023年オフに戦力外通告を受け育成選手として再契約。今年3月に再び支配下選手契約を結んだが、出場はわずかに4試合で打率・188に終わっていた。

　第1次戦力外通告期間は、2軍全日程終了翌日となる9月30日からクライマックス・シリーズ（CS）開幕前日の11日まで。なお、今年からCSファーストステージ（S）敗退の2球団に限り、最後の試合の翌日まで延長となる。第2次戦力外通告期間は、CS全日程終了の翌日から日本シリーズ終了翌日までとなる。

　2日までに発表された戦力外選手は以下の通り。（※は育成選手、△は育成での再契約を打診。年齢は発表時点。随時更新あり)

　▼セ・リーグ

【巨人】（9月30日）△石田隼都投手（21）、△代木大和投手（21）、菊田拡和内野手（23）、※小沼健太投手（26）、※山崎友輔投手（26）、※笠島尚樹投手（21）、※川崎陽仁投手（20）、※前田研輝捕手（25）、※加藤廉内野手（25）、※岡本大翔内野手（22）

【阪神】（10月1日）加治屋蓮投手（32）、岩田将貴投手（26）、片山雄哉捕手（30）、遠藤成内野手（23）、高浜祐仁外野手（28）

【DeNA】（10月1日）三浦銀二投手（24）、高田琢登投手（22）、※ウィルニー・モロン投手（23）、※アレクサンダー・マルティネス投手（21）、大和内野手（36）、西浦直亨内野手（33）、※小深田大地内野手（21）、大田泰示外野手（34）、楠本泰史外野手（29）、※村川凪外野手（26）

【ヤクルト】（9月30日）嘉弥真新也投手（34）、尾仲祐哉投手（29）、三ツ俣大樹内野手（32）、※近藤弘樹投手（29）、※嘉手苅浩太投手（21）、※下慎之介投手（22）、※フェリペ捕手（25）

　▼パ・リーグ

【西武】（10月2日）浜屋将太投手（25）、大曲錬投手（26）、※粟津凱士投手（27）、※伊藤翔投手（25）、※赤上優人投手（25）、陽川尚将内野手（33）、タイシンガー・ブランドン大河内野手（26）、高木渉外野手（24）、※宮本ジョセフ拳外野手（25）