1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

誹謗中傷で刑事告訴のJ1町田顧問弁護士が会見「チームと周辺の方の心をむしばんでいる。一石を投じたい」

スポニチアネックス / 2024年10月15日 15時18分

刑事告訴のため東京地検を訪れたFC町田ゼルビア顧問の加藤博太郎弁護士(左)、上田武蔵COO(右)ら

 J1の町田は15日、SNS上におけるクラブへの誹謗(ひぼう)中傷に対して刑事告訴し、同日付で東京地検特捜部に受理された。

 町田の上田武蔵代表取締役COO、クラブ顧問に就任した加藤博太郎弁護士らが同地検を訪れ、告訴状を提出した。内容は、X(旧ツイッター)の匿名アカウントが町田関係者に対する誹謗中傷を行い、クラブの名誉及び経済的信用が著しく毀損されているため、名誉毀損罪及び信用毀損罪に該当するものとして捜査の上でアカウント保有者の処罰を求めるというもの。

 都内の司法記者クラブで同日会見した加藤氏は「FC町田ゼルビアが反社会的勢力に属するとか、特定のスタッフの容姿を犯罪者顔だとしたり、ひどい時は1日1000件以上の書き込みがあるなどエスカレートしている状況。チームがしっかりとプレーできる環境をつくらなければならないというところで刑事告訴に踏み切った」と説明した。告訴の対象者は複数人で、発信者情報開示請求などの手段で特定した個人や、今後特定を目指す個人も含まれるという。

 加藤氏はまた、誹謗中傷がサッカー界やスポーツ界全体で大きな問題になっていると指摘。「私たちのところにも、チームや選手個人からさまざまな相談が寄せられている。選手が見ないようにと気をつけていても、家族や周辺の方々にも攻撃がありその方々の心をむしばんでおり、ボディーブローのように効いてくる。一石を投じなければならないという覚悟で踏み切った」とした。

 加藤氏らが会見で提示した一部の問題投稿例には、選手やスタッフに対し「ヤクザ」「チンピラ」「暴力団」「粗大ごみ」「知的レベルが低い」などの言葉が並ぶ。また殺害予告まがいのものや、過度な批判をいさめる発言をしたクラブ部外者を「ゼルビアの犬に成り下がった守銭奴」とするものもあった。クラブが今月6日に設置した誹謗中傷に関する情報提供窓口には、これまで約1000件弱の情報が寄せられているという。

 刑事告訴に際し、町田の藤田晋代表取締役社長兼CEOが声明を発表。「これ以上はもう看過しないことを決意しました」「今後、継続的に、かつ徹底的に、我々は断固たる姿勢で誹謗中傷に対処してまいります」としている。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください