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1年生・斉藤好投も有明は無念の敗戦 高見監督の涙の理由 

スポニチアネックス / 2024年10月29日 20時9分

<有明・西日本短大付>先発した斉藤(撮影・杉浦 友樹)

 ◇高校野球秋季九州大会準々決勝 有明0―4西日本短大付(2024年10月29日 別大興産)

 勝てば春夏通じて初の甲子園に大きく近づく一戦。1年生が主体の有明は先発した背番号1の斉藤遼汰郎(1年)が7回まで無失点に抑える好投を見せたが、8回1死から2つの四球でピンチを招き3点を許した。9回にも追加点を奪われ9回4失点だった。打線もあと一本が出なかった。

 高見一茂監督は「斉藤は頑張ってくれたんですけどね…本当に」と話すと涙声に。「ずっと痛みがあったので。きょうはどうするか?と話して本人が行くということだった」と本人の思いを買って送り出した。左肩の後ろに痛みがあったという。熊本大会の準決勝・熊本工戦のあとからかばいながら投げていた。「斉藤で負けるんだったら仕方がないと思っていたので。しっかり投げてくれたと思います」とねぎらった。

 痛み止めを服用して試合に臨んだという斉藤は「あの一球が悔しい」と8回の適時打を浴びたことを反省。それでも随所でカットボールが効果的で今夏の甲子園16強の西日本短大付を苦しめた。「もっと体を大きくして筋力アップして9イニングを余裕で投げられるようにしたい」とパワーアップを誓った。

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