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DeNA東がエースの意地で粘る!粘る!!粘る!!! 7回まで毎回の10安打浴びるも1失点で降板

スポニチアネックス / 2024年10月29日 21時41分

<ソ・D>7回、栗原を打ち取りガッツポーズをする東(撮影・篠原岳夫)

 ◇SMBC日本シリーズ2024第3戦 DeNA―ソフトバンク(2024年10月29日 みずほペイペイD)

 DeNAの東克樹投手(28)が0勝2敗で迎えた日本シリーズ第3戦に先発登板。7回まで毎回の10安打を打たれながらも1失点と粘投し、勝利投手の権利を得て降板した。

 レギュラーシーズンでセ・リーグ2位タイの13勝(4敗)を挙げ、防御率はリーグ6位の2.16。だが、12日に行われた阪神とのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ初戦(甲子園)で走塁中に左太腿裏を肉離れして無念の戦線離脱となった。

 巨人とのCSファイナルステージ(東京D)では登板を回避。だが、チームメートたちが用意してくれた日本シリーズという大舞台で粘りに粘る。

 「状態はほぼ回復していて、投球に関しては万全の状態で臨める。流れを変えるような投球を心がけたい」と話して上がったマウンド。登板前の初回に味方打線が1点先制。その裏には3安打を集中されて追いつかれたが、その後は1―1のまま踏ん張った。

 3者凡退は一度もないまま4回を終了。すると、味方打線が5回に桑原の勝ち越し1号ソロなどで2点を奪う。その裏も1安打されたが、得点は許さず。3―1で5回を投げ終えた。

 6回には1死一塁で打者・今宮に2球目を投げたあとで球審に何やら要求。試合進行の妨げになるような行為は慎むよう観客に向けて場内アナウンスされる場面もあった。試合再開…と思いきや、再度、中断。今度は「口笛などはご遠慮いただきますよう、お願いいたします」と具体的な“お願い”。今宮にも安打され、1死一、二塁とこの回もピンチを迎えたが、得点は許さなかった。

 6回までに95球。だが、7回の攻撃で味方打線が3者凡退に倒れたあとのその裏もマウンドに向かう。この回も2死から柳田に安打されたが、失点はしなかった。

 投球内容は7回で打者30人に対して105球を投げ、10安打1失点。4三振を奪い、四死球なし、直球の最速は149キロだった。

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