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DeNAが下克上日本一へ待望1勝! エース東が意地の復活投 猛ゲキ飛ばした桑原がV弾&超美技

スポニチアネックス / 2024年10月29日 22時14分

<ソ・D>勝利し、ナインを迎える三浦監督(右)=撮影・須田 麻祐子

 ◇SMBC日本シリーズ2024第3戦 DeNA4―1ソフトバンク(2024年10月29日 みずほペイペイD)

 セ・リーグ3位から下克上で勝ち上がってきたDeNAは、パ・リーグ覇者のソフトバンクに敵地で競り勝って開幕3戦目で初勝利。通算成績を1勝2敗とした。

 1―1で迎えた5回だった。この回先頭の1番・桑原が2番手右腕・大津の代わりバナとなった2球目カットボールを捉えて左中間のラッキーゾーンに叩き込み、勝ち越し。動揺した大津から内野安打と連続四球で無死満塁とし、筒香の右犠飛でこの回2点目が入った。

 3―1で迎えた8回には先頭の宮崎が四球で出塁。1死後、戸柱が右中間へ適時二塁打を放ち、貴重な追加点を挙げて逃げ切った。

 12日に行われた阪神とのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ初戦(甲子園)で走塁中に左太腿裏を肉離れして戦線離脱した東は7回で105球を投げ、毎回の10安打を打たれながらも粘りに粘って1失点。プロ7年目で初登板となった日本シリーズでチームにとっても大きな1勝となる初勝利をマークしている。

 開幕2連敗を喫した27日の試合後に開かれた緊急の選手ミーティングでナインに厳しい言葉を投げつけて叱咤した桑原は、この日も試合前の円陣で声出し役を務めて盛り上げると、初回の第1打席でいきなり二塁打を放ち、2回の中堅守備では正木の飛球をダイビングキャッチする超美技。5回には今シリーズのチーム初本塁打となる決勝弾を放つなど攻守に声に大活躍だった。

 なお、第1戦で左足甲に自打球を当てた影響で第2戦を欠場したオースティンは「4番・DH」に入って2試合ぶりに先発復帰。初回の第1打席で左翼線へ二塁打した際には痛みに顔をゆがめる場面もあったが、5打席に立って3打数1安打2四球2三振だった。

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