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「海に眠るダイヤモンド」斎藤工、心に響いた野木亜紀子脚本「この言葉は自分に向けられているのでは」

スポニチアネックス / 2024年10月30日 9時16分

10月期日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」主人公の兄で炭鉱夫の進平を演じる斎藤工(C)TBSスパークル/TBS

 俳優の斎藤工(43)が、俳優・神木隆之介(31)主演の10月期TBS系日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」(日曜後9・00)で炭鉱夫を熱演している。11月3日放送の第2話を前に、見どころなどを聞いた。

 本作は、1955年からの石炭産業で躍進した長崎県・端島と、現代の東京を舞台にした70年にわたる愛と友情、そして家族の壮大な物語。「アンナチュラル」(2018年)、「MIU404」(2020年)、現在上映中の映画「ラストマイル」など数々のヒット作を生み出してきた、野木亜紀子×塚原あゆ子×新井順子という強力チームが手掛ける。戦後復興期から高度経済成長期の“何もないけれど夢があり活力に満ちあふれた時代”にあった家族の絆や人間模様、青春と愛の物語を紡いでいく。

 斎藤が演じるのは、主人公・鉄平(神木)の良き理解者でもある兄・進平。妻が亡くなったことを認められず、帰りを待ち続けている炭鉱夫という役どころだ。

 斎藤は今作について、「この作品の素晴らしさは、その時の表情や心情まで丁寧に表現されていることだと思います」と自身の思いを主張。「脚本も非常に繊細で、視聴者である自分が“この言葉は自分に向けられているのでは”と思うような瞬間がいくつもあり、現代を生きる人たちの心に響くようなメッセージが込められていると感じました」と、強いメッセージ性があると感想を述べた。

 また、「見どころとしては、やはり全編を通して描かれる端島の再現に驚かされました」と、壮大なスケールの映像に驚いた様子。「映像マジックでごまかすこともできたはずですが、妥協を一切せず、実際にその世界を作り上げている点に感動しています。セットや美術も驚くほどリアルで、制作陣の情熱が感じられます」といい、「全力で端島の世界を作り上げてくれた人たちがいてこその作品だと思い、誇らしく思います」と語った。

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