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大谷翔平 第1打席は遊飛 崖っ縁の敵地NYは立ち上がりから異様な雰囲気に フリーマンが先制2ラン

スポニチアネックス / 2024年10月30日 9時20分

ワールドシリーズ第4戦<ヤンキース・ドジャース>初回、大谷は遊飛に倒れる(撮影・沢田 明徳)

 ◇ワールドシリーズ第4戦 ドジャースーヤンキース(2024年10月29日 ニューヨーク)

 ドジャースの大谷翔平投手(30)が29日(日本時間30日)、敵地でのヤンキースとのワールドシリーズ(WS)第4戦に「1番・DH」で先発出場。初回の第1打席は遊飛に倒れた。

 今季15勝の相手先発・ヒルとの対戦。2ボール2ストライクと追い込まれると、敵地ニューヨークのファンは早くも総立ち。続く5球目が内角高めに外れ、大谷の顔面付近に行くと球場中が騒然となった。

 最後は6球目のスライダーを打ち上げてしまい、遊飛に倒れると敵地ファンは相手右腕に大歓声を送った。0勝3敗と崖っ縁に立たされているだけに立ち上がりから異様な雰囲気となった。

 それでも続くベッツが二塁打で出塁すると、次打者・フリーマンが先制2ラン。今ワールドシリーズ4戦連発、自身としてはMLB新記録となるワールドシリーズ6戦連続本塁打を放ち、ドジャースが幸先良く先制点を奪った。

 大谷は第2戦の7回に二盗を試みた際に左肩を亜脱臼。試合直後にニューヨークへ移動したチーム本隊とは別に精密検査を受けてからチームに合流。MRI検査では部分的な脱臼が確認されたものの「構造的な損傷はなかった」として、前日28日(同29日)の第3戦も強行出場。3打数無安打ながら2四死球で2度出塁し、患部への負荷がかからないよう塁に出た際は左手でユニホームをつかむなど細心の注意を払いながらプレーを続けた。

 試合後、強行出場について「出られるなら出たいというか、出る準備をするのが当然」と語り「痛みも引いてきているので、自分のスイングが戻って来てるのかな」とした。

 ドジャースとヤンキースの東西名門がワールドシリーズを戦うのは1981年以来43年ぶり12度目。大谷とジャッジ、両リーグ本塁打王同士の対決に周囲の注目度も例年になく高まっている。大谷がWSでアーチを描けば、日本選手では2003、2009年の松井秀喜以来、2人目。また、あと1本でPS4号となり、こちらも日本選手最多の松井に並ぶことになる。

 ドジャースは対戦成績3勝0敗で第4戦を迎えており、この日の試合に勝てば、2020年以来、4年ぶりの世界一が決まる。

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