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ベッツ ヤ軍ファンの蛮行にも大人の対応「どうってことない。負けはしたが、僕は大丈夫。彼も大丈夫」

スポニチアネックス / 2024年10月30日 13時48分

ベッツの捕球を妨害しようとするヤンキースファン(AP)

 ◇ワールドシリーズ第4戦 ドジャース4―11ヤンキース(2024年10月29日 ニューヨーク)

 ドジャースの大谷翔平投手(30)が29日(日本時間30日)、敵地でのヤンキースとのワールドシリーズ(WS)第4戦に「1番・DH」で先発出場。5回の第3打席で左肩負傷後、初安打となる中前打を放ったが4打数1安打に終わり、チームも2桁11失点で逆転負け。スイープでの世界一を逃した。

 ワールドシリーズ開幕から3連敗と崖っぷちに立たされているヤンキース。第4戦もドジャースのフリーマンに先制2ランを浴びて苦しい状況に陥っているが、ファンにも相当のフラストレーションがたまっている。

 2―0の初回裏、1番トーレスの右邪飛をドジャースのベッツがキャッチ。ここでヤンキース・ファンの1人がベッツのグラブをつかんでボールをグラブからむしり取ろうと画策し、その後に別のファンもベッツの右手をつかんだ。一歩間違えれば負傷にもつながる蛮行に、ベッツは怒りの表情。このファンはもちろん、退場させられた。

 試合後、ベッツはこのプレーについて言及。「彼(ファン)が僕のグラブをつかんだ。僕は大丈夫だ。始まって最初のプレーだった。どうってことない。負けはしたが、僕は大丈夫、彼も大丈夫。明日に向けて切り替えて臨むだけだ」と大人の対応を見せた。

 試合は大敗したとあり、既に次戦に向けて気持ちを切り替えている様子。フリーマンの先制2ランには「グレイトだね」と称えたが、試合については「何も言うことはないね。明日切り替えて臨むだけだ」と淡々とした様子で話した。ヤンキースが息を吹き返すことを心配はするかと問われると「我々が3勝1敗でリードしている。それはいいことだ。得点を重ね、戦うだけだ。彼らは偶然のようにこのようになったわけではない。彼らは素晴らしい球団であることを今晩見せた」と相手に敬意を示しつつ、次戦で世界一をつかみ取る覚悟を示した。

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