重里侃太朗 山口仁也との無敗対決へ「超いいマインド」“兄貴分”井岡一翔からは「おまえがやんねんぞ！」

前日計量をパスした重里（左）と山口

　◇LifeTime　Boxing　Fights24」スーパーフライ級最強挑戦者決定戦8回戦　重里侃太朗（志成）《8回戦》山口仁也（三迫）（2024年10月31日　東京・後楽園ホール）

　スーパーフライ級最強挑戦者決定戦の前日計量が30日、都内で行われ、同級1位の重里侃太朗（28＝志成）が51・9キロ、同級2位の山口仁也（24＝三迫）は52キロでともに一発でパスした。

　重里は「相手にとって不足はない。楽しみ。超いいマインド」と無敗対決へ意気込んだ。幼少期から「お兄ちゃん」と慕う、元世界4階級制覇王者の井岡一翔（35＝志成）からは「おまえがやんねんぞ！見据えているのはここじゃない」と活を入れられたことを明かし「気持ちを奮い立たせてもらった」と大先輩の熱い言葉に感謝した。

　同じ96年生まれには、IBF世界バンタム級王者の西田凌佑（28＝六島）やWBOアジア・パシフィック・スーパーバンタム級王者の村田昴（28＝帝拳）らがいる。「アマチュア時代からよく知っている。力をもらっている」と刺激を受けている様子で「ここを勝って日本王座も獲って、世界を目指したい。そのために一戦一戦確実にやるだけ」と自らに言い聞かせた。

　対する同級2位の山口は「ただ勝てればいい。勝ちにこだわりたい」と静かに闘志を燃やす。

　昨年3月に、日本ユース同級王者となり、ここまで5勝2KOと無敗を継続。今月19日には弟の友士が韓国でプロデビューを果たし「次は僕の出番やな、という感じ」と大一番を見据えた。