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旧バナナホール閉館2日前イベント スネオヘアーら感謝の熱唱 最後はアコースティックなのに観客総立ち

スポニチアネックス / 2024年10月30日 23時37分

ライブハウス「umeda TRAD」の閉館イベントに出演した四星球は客席をあおる(撮影・キョートタナカ)

 大阪・梅田の堂山町にある老舗ライブハウス「umeda TRAD」が31日で営業を終えることになり、前日の30日、ゆかりのあるミュージシャンによるアコースティックイベント「ラブアカソ!ラブトラッド!ラブドーヤマ!~Knockin’ On Heaven’s Do-Yama~」が開催された。

 1981年にバナナホールとして開業し、さまざまな変遷を経て、現在の名前となっている同ライブハウス。このステージを踏んだことがない国内の有名ミュージシャンを探す方が難しいほど、大阪で存在感を放ち続けた“ハコ”だ。この日はスネオヘアー、四星球、TOMOVSKYら6組が登場した。

 普段は激しいサウンドが交差し、フロアの観客も激しく体を動かすが、この日は椅子が用意されて、ファンもしっとりとアコースティックサウンドに身を委ねた。スネオヘアーは現在、群馬・水上温泉でカレー店を経営しながら音楽活動を続けている。そのため「大阪は5年ぶり。でも閉館すると聞いて、車で9時間かけて来ました」と話すと、客席から大歓声を浴びた。デビュー当初から慣れ親しんだ場所。「なんだかフラッシュバックでいろいろ思い出して…」と涙を流すシーンもあった。

 しんみりした雰囲気もイベントが進むにつれて会場のボルテージは上がり、トリを務めた「四星球」のボーカル・北島康雄(41)は「もう椅子のけて立ちます?」結局、最後はオールスタンディングになり、オーディエンスが飛び跳ねるロックなステージとなった。

 31日の最終日はフラワーカンパニーズ、TOMOVSKY、SCOOBIE DOが登場。結成35年になる“フラカン”がデビューの頃から慣れ親しんだ場所でまさに大トリを務める。

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