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J3沼津・伊東輝悦、現役引退「50歳も一つはある」 J1通算517試合「マイアミの奇跡」決勝ゴール

スポニチアネックス / 2024年10月31日 14時5分

笑顔で引退会見に臨む沼津MF伊東輝悦

 J3沼津の元日本代表MF伊東輝悦(50)が31日、静岡県沼津市内で記者会見し、今季限りで現役を引退すると発表した。

 「今季をもちまして引退します。今年50になって50歳までプレーできたことは幸せだとつくづく思います。いろんな方々に支えられて運が良かったと思います。あと1カ月半、シーズンはあるので最後まで全力で走り抜けたいなと思います」と語った。

 東海大一高(現東海大静岡翔洋)から93年に清水入り。96年アトランタ五輪ではブラジルを相手に決勝ゴールを決め「マイアミの奇跡」の主役となった。沼津には17年に加入。今季は天皇杯県予選に出場したものの、リーグ戦の出場はなかった。Jリーグ歴代9位のJ1通算517試合に出場した“鉄人”が32年に及ぶ現役生活に区切りをつけた。

 引退の理由について伊東は「50歳も一つはあるかな」と挙げた。「40超えて、41、42、43となったときに、その時点で止めているというか、タイミングは合ったと思うが、体が若い頃に比べて落ちたかも知れないが、まだクオリティ、経験を生かしながらできるかなと思った」と言う。「そのときに50までプレーできたらなんか自分の中で面白いなと、そんなおじさんがいても良いんじゃないかなという思いがあった」。節目に到達した今、現役生活に幕を引くことを決めた。

 

 清水時代の94年6月にG大阪戦でJリーグデビューを飾ると、95年8月の浦和戦でJリーグ初得点をマーク。97年に日本代表に初選出、98年W杯フランス大会にも選出されたが本大会で出場することはなかった。ここまでJ1通算517試合、J2通算25試合、J3通算18試合に出場している。

 50歳の誕生日を迎えた8月の取材では、現役生活について「最後まで走り切れたらいいかな。サッカーを見るのも好きだけど、やっぱりプレーするのが好き。来年以降は全然分かんないけど、今やれることを全力でやろうと思っているよ」と語っていた。

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