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ド軍指揮官 手負いで世界一つかんだ大谷翔平の姿勢に感服「たいていの選手ならタップアウトする」

スポニチアネックス / 2024年10月31日 17時25分

<ドジャース・ヤンキース>シャンパンファイトで優勝トロフィーを掲げる大谷

 ◇ワールドシリーズ第5戦 ドジャース7ー6ヤンキース(2024年10月30日 ニューヨーク)

 ドジャースは30日(日本時間31日)、敵地でのヤンキースとのワールドシリーズ(WS)第5戦で劇的な逆転勝利を飾り4勝1敗とし、2020年以来4年ぶり8度目のワールドチャンピオンに輝いた。デーブ・ロバーツ監督(52)は、最大5点差を逆転した展開に「本当に信じられません」と喜びを爆発させた。

 ドジャースとヤンキースの東西名門がワールドシリーズを戦うのは1981年以来43年ぶり12度目。大谷とジャッジ、両リーグ本塁打王同士の対決に周囲の注目度も例年になく高まっていた。

 初回にヤンキースの主砲・ジャッジに2ランを浴び、序盤に5点差をつけられる苦しい展開。5点を追いかける5回、先頭のE・ヘルナンデスが中前打で出塁すると、続くエドマンのライナー性の打球を中堅手・ジャッジがグラブではじく失策を犯し無死一、二塁。さらにスミスのゴロを遊撃手・ボルピが三塁へ送球も判定はセーフ(記録は野選)となり、無死満塁と一気に好機を広げ、ベッツ、フリーマン、T・ヘルナンデスの3者連続適時打で一気に5点差を追いつき、同点とした。

 6回にスタントンの犠飛で得点を許したが、1点を追う8回に連打と四球で無死満塁の好機。9番ラックスが犠飛を打ち上げて同点とすると、大谷は初球が打撃妨害となり、1死満塁でベッツにつないだ。ここでベッツが犠飛を打ち上げ、最大5点ビハインドの展開からついに逆転した。

 試合後、ロバーツ監督は「皆、パレードするぞー!」と歓喜。前回優勝時の2020年は新型コロナ禍でパレードは開催できなかったため、パレードへの思いが真っ先に口をついた。続けて「まずは神様に感謝します。また選手、家族、コーチングスタッフ、オーナ陣、ドジャーネーション…全体のトロフィーです」と、周囲の支えすべてへの感謝を口にした。

 デーブ・ロバーツ監督は、試合後の会見で大谷にとってどれほどうれしいかと問われると「感激している。アメリカでの6年間、間違いなく大リーグ最高の選手。だから彼は私たちにコミットし、優勝を目指してプレーすることを望んでいた。それが彼の1年目で実現したことは、とても素晴らしいことだ。翔平が私たちの球団、国内、そして世界的なドジャースのファンに対してしてくれたことは、数値化できないと思う。それに、彼はとてもいいヤツなんだ。ポストシーズンでは片腕でプレーしていた。だから、たいていの選手ならタップアウトするだろうけど、彼はプレーすること、ポスティングすること、ラインナップにいることを拒まなかった。だから、ワールドシリーズのトロフィーを掲げることは、彼が長い間夢見ていたことなんだ」と気持ちを代弁した。

 左肩を亜脱臼しながらプレーを続けた大谷の姿勢については「翔平がスタメンにいれば、やはり存在感があるからね。フレディが経験してきたことは、確実に翔平を助け、翔平もラインナップにいることを確信させたと思う。片腕でプレーできるようになったことで、彼はチームメートからさらに尊敬されるようになったと思う」と感服した様子で話した。

 フリードマン編成本部長が、大谷がクラブハウスで世界一を「あと9回」と話していたことを明かしたと伝えられた指揮官は「まだプレッシャーには触れたくない」と苦笑いしつつ「プレッシャーとはかなり向き合ってきた。今回は楽しむつもりだ。でも、スプリングトレーニングに入ったら、それが目標になるのは確かだ」と10連覇を目指すことも誓った。

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