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DeNA・牧が復活のシリーズ初アーチ「凄くいい形で攻撃ができている」王手!さあハマスタ帰還

スポニチアネックス / 2024年10月31日 22時41分

<ソ・D>ガッツポーズするジャクソン(左)と牧(撮影・島崎忠彦)

 ◇SMBC日本シリーズ2024第5戦 DeNA7ー0ソフトバンク(2024年10月31日 みずほペイペイD)

 勝利をたぐり寄せる牧秀悟内野手(26)の豪快な一発は、DeNAファンが待つ敵地の左翼席に着弾した。

 1―0の4回無死一、二塁。前田純の投じた141キロの直球は内角高めに来た。体の左サイドを開かず、その場で腰を鋭く回転させる。高々と舞い上がった3ラン。牧にとってシリーズ5試合、22打席目で飛び出した待望の初アーチだった。

 「入ってくれ、と。クワ(桑原)さん、カジ(梶原)がつないでくれて、余計なことを考えずに強く捉えることができた」

 牧は苦しんでいた。第4戦まで17打数2安打で打率・118。宮崎、佐野らとともに結果が残せず、連日打順を変えていた三浦監督はこの日も動いた。打率・154の佐野をスタメンから外し、フォードを「5番・一塁」で起用。牧は前日の2番から3番に。これが当たった。

 3回には先頭打者として3試合ぶりの安打となる中前打。ここから1死一、二塁とし、筒香の中前適時打で牧が先制のホームを踏んだ。6回には先頭のオースティンに二塁打が出て先発全員安打。打線組み替えはドンピシャだった。

 9回にも3点を奪って2試合連続の2桁安打。その中心には今シリーズ初のマルチ安打をマークした牧がいた。

 「凄く(雰囲気が)いいと思う。投手の皆さんが頑張ってくれて、野手が点を取っている。凄くいい形で攻撃ができている」

 投打ががっちりと噛み合って2連敗から3連勝。26年ぶりの日本一に王手をかけた。次は移動日を挟んで11月2日、本拠地・横浜に戻っての第6戦。主将でもある背番号2は「また横浜スタジアムで試合ができることに本当に感謝しているし…」。ここで一拍おいて「勝ちます!」と力強く宣言した。三浦監督も「横浜で、ホームで全員でね。全力で出し切れるようにやっていく」。待ちに待った歓喜の瞬間が、いよいよ目前に迫った。

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