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ドジャース・大谷 激動の一年も「このチームを誇りに思っている」

スポニチアネックス / 2024年11月1日 1時46分

<ヤンキース・ドジャース>笑顔で記念撮影する大谷(撮影・沢田 明徳)

 ◇ワールドシリーズ第5戦 ドジャース7-6ヤンキース(2024年10月30日 ニューヨーク)

 ついに夢の場所までたどり着いた。ドジャースが30日(日本時間31日)、ヤンキースとのワールドシリーズ(WS)第5戦を7―6で制して4勝1敗とし、20年以来4年ぶり8度目の制覇を果たした。左肩の亜脱臼を抱える大谷翔平投手(30)は無安打も、同点の8回に打撃妨害で出塁し、決勝点につなげた。前人未到の「50―50(54本塁打、59盗塁)」を達成した伝説のシーズンを、文字通り最高の形で締めくくった。

 【大谷に聞く】

 ――今季を振り返り。

 「最後まで一番長いシーズン戦えたことが本当に光栄。このチームに来て1年目で凄く光栄」

 ――水原一平元通訳の“事件”をはじめ激動の一年だった。

 「シーズンも苦しい中でも首位に立ちチームの強さがあった。ポストシーズンも素晴らしいチームを相手にしながら自分たちの野球ができた。最後まで勝ち切れた。このチームを誇りに思っている」

 ――自身の他にMVP経験のあるベッツ、フリーマンの存在。

 「フレディ(フリーマン)とムーキー(ベッツ)はもちろんだけど、1番から9番まで自分の仕事をプロフェッショナルにこなしていく。そういう選手たちが集まっていた」

 ――日本での優勝との祝い方の違い。

 「WBCの時もやったけど、日本ではもうちょっと控えめな感じ。こっちの方が豪快。楽しみ方は人それぞれだけど、最後こういう形でシーズンを終えられたことがうれしい」

 ――5点差をはね返した。

 「得点した回は凄く大きかった。相手のエラーもあったけど、素晴らしいオフェンスのつなぎ方だった」

 ―― 一年でどの場面が一番苦しかったか?

 「全体的にケガ人が出たシーズンだった。入ってきた選手、代わりに出た選手がそれをカバーする試合が多かった。逆転が多いスタイル。どれだけ点を取られても諦めず、ブルペンもつないでいく気持ちが、こういう勝ちにつながっている」

 ――左肩を亜脱臼してもグラウンドに立ち続けた。

 「ポストシーズンでケガした後に、もちろん自分自身の中ではプレーする準備をしたいなと思っていた。何よりも必要だと言ってもらえた、プレーしてほしいと言ってもらえたことが、凄く光栄に思っている。感謝しているし、そういう気持ちが一年間頑張ってこられた要因だった」

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