43歳になった演歌歌手・ジェロの現在 米国に帰国し就職していた 職業明かされ驚きの声

ジェロ

　TBS「まさかの一丁目一番地」（後10・00）が30日に放送され、黒人演歌歌手・ジェロ（43）の現在について明かされる場面があった。

　番組では「レコ大新人賞の令和平成昭和66年史」を紹介。2008年に日本レコード大賞最優秀新人賞を受賞したジェロの映像が流れると、スタジオからは「懐かしいー！」などの声が上がった。

　ジェロは、日本で活動する黒人歌手のパイオニアで、デビューは08年2月。「あなた追って…」のサビで知られるデビュー曲「海雪」はオリコンチャートに4位で初登場。演歌、歌謡曲系アーティストのデビュー曲としては、04年の関ジャニ∞（現・SUPER　EIGHT）の5位を上回り、当時の史上最高位を記録した。CDは30万枚を売り上げ、同年のレコ大賞新人賞に輝き、NHK紅白歌合戦にも2回出場した。

　18年5月に、IT企業の仕事に打ち込むため芸能活動を休止すると発表。16年から米ボストン大学大学院の通信制で情報科学セキュリティーについて学び、18年春に修了、活動休止後からインターネットセキュリティーのスペシャリストとして都内の外資系企業に就職したとみられる。元々コンピューターに詳しく、08年のデビュー前にもシステムエンジニアとして約2年、日本のIT企業に勤めていた。

　そんなジェロだが、番組のVTRによると、現在は米国に帰国し、コンピューターエンジニアをしているという。わずか一言の紹介だったが、ネット上では「ジェロ懐かしすぎ」「ジェロ、アメリカでシステムエンジニアやってるの？」「懐かしいw」「ジェロってこんな昔なの？」「へ～、帰国してエンジニアになっているんだ」「ジェロ歌手辞めてたんだ」と、反響が上がった。

　◆ジェロ　本名ジェローム・ホワイト・ジュニア。1981年9月4日生まれ、米ピッツバーグ出身。両親が米国人で、母方の祖母が日本人というクオーター。祖母が口ずさんでいた美空ひばりさんの歌を通して日本の演歌に憧れた。03年に英会話学校の教師として来日。史上初の黒人演歌歌手として08年にデビュー。シングル12枚、アルバム3枚を発売した。