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井上尚弥 グッドマン戦また中止…24日の代役は韓国人“トラブルメーカー”に決定

スポニチアネックス / 2025年1月12日 5時2分

グッドマンとの対戦が消滅した井上尚弥

 ◇世界スーパーバンタム級4団体タイトルマッチ 統一王者・井上尚弥《12回戦》WBO11位キム・イェジョン(2025年1月24日 有明アリーナ)

 ボクシング世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(31)がまたしてもトラブルに見舞われた。大橋ジムは11日、横浜市内のジムで会見し、昨年12月24日に対戦予定だったIBF、WBO同級1位サム・グッドマン(26=オーストラリア)が再び左目上を負傷し、対戦が中止になったと発表。相手がWBO同級11位のキム・イェジョン(32=韓国)に急きょ変更となった。モンスターは思わぬ形で対日本人7戦全勝の“日本人キラー”の挑戦を受けることになった。

 井上の25年初陣となる防衛戦が異例のトラブルに見舞われた。当初の挑戦者グッドマンが再び来日直前の負傷で、またしても“ドタキャン”。この日、横浜市内のジムで緊急会見を開いた大橋会長は「今朝、試合はできないと連絡があったので今回は急きょ、リザーバー(代役)と防衛戦を行うことになった」と説明。すぐに井上にも電話で連絡すると「今回はびっくりして“えっ!?”となっていた」と驚いていた様子を明かした。

 新たな挑戦者となったキムは日本人相手には7戦全勝で、ニックネームは謎めいた“トラブルメーカー”。代役に名乗りを上げた唯一の選手だったという。元世界王者ジェーソン・モロニー(34=オーストラリア)とのスパーリングで調整中だというキムは「(井上戦は)常に想定しながら研究もしていた。自分の力を全て出し、キャリア最大の大一番を(対日本人)8勝目で飾りたい」と大橋ジムを通じて強気のコメントを残した。

 井上は思わぬ形でキャリア初の韓国選手との対戦が決定。技巧派のグッドマンから、構えをスイッチさせる好戦的なキムへの直前の変更で、多少の動揺が生じることも懸念されるが、同会長は「キャリアもあるし、心配はしていない。いい試合になるように期待」と不安を一蹴した。

 今回の相手は変更も、同会長は4月ごろの米ラスベガス戦、秋のサウジアラビア初参戦のプランには変わりはないことを示唆。「(対戦相手候補は)ピカソ、アフマダリエフ。そのあたりになる」と話した。本格的な海外進出を見据える25年。井上が鬱憤(うっぷん)を晴らす快勝でビッグマッチにつなげる。

 ≪グッドマンを巡るドタバタ劇≫

 ▼24年5月6日 井上がネリに6回TKO勝ちした試合後、グッドマンをリングに招き入れ次戦での対戦を呼びかけ。グッドマンも「絶対にやりましょう」と応戦した。

 ▼同5月29日 グッドマンが7月に地元オーストラリアで現WBC世界スーパーバンタム級9位チャイノイ・ウォラウト(タイ)とのノンタイトル12回戦を行うことを発表。試合間隔から9月の対戦が事実上消滅。

 ▼同7月10日 グッドマンが地元で“世界前哨戦”となるノンタイトル戦に臨み、3―0の大差勝ちも6回に左拳を負傷。「長くは続かないだろう」と強調も、年末の井上戦が危ぶまれる事態となった。

 ▼同12月14日 グッドマンが来日直前の公開スパーリングで左目上をカットし所属プロモーションが試合不可能と判断。両陣営で協議し、興行の1カ月延期を決定した。

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