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ソフトバンク 育成3年目の水口 3つの公約クリアで2軍デビューだ

スポニチアネックス / 2025年1月14日 5時25分

ソフトバンク水口

 ソフトバンクの育成3年目、水口創太投手(25)が直球の平均球速を150キロ近くまで引き上げるなど3つの公約クリアを誓った。昨季は3、4軍の非公式戦で防御率が大幅に改善。2軍デビューを目指し、ロッテの中村奨吾らが行う自主トレに参加して心技体を鍛えている。

 京大出身で理学療法士の資格を持つなど経歴が注目されている水口が、本業の野球でポテンシャルを発揮し始めている。入団2年目の昨年は1月に右膝の手術を受けたが、5月の復帰後はケガなくプレー。1年目は3、4軍戦16試合登板で防御率6・32だったが、昨年は27試合で同3・07と大きく改善した。

 「25年につながる年でした。ケガから復帰して投げ続けられた体力面と四球で崩れることがなかった。自滅がなくなった」

 今季3年目へ向けて異国で腕を磨いた。昨年11月下旬から約3週間、若手選手の育成のために台湾で開催された「アジアウインターベースボールリーグ」に「NPB RED」の一員として派遣された。ストライク先行でバッターと勝負していくこと、フォークの精度を上げるという2つの課題を持って挑み、救援で7試合に登板して2セーブをマーク。海外でしっかり存在感を示した。「フォークをどんどん投げて収穫がありました」とうなずく。台湾では本場の小籠包(ショウロンポウ)に舌鼓を打つなど、充実した時間を過ごした。

 帰国後には倉野投手コーチ兼ヘッドコーディネーターと面談。新たに3つの課題を授けられた。まずは平均球速の向上。現在の144キロから150キロ近くまで引き上げるのが目標で「ストレートの手応えはあります」と語る。次にフォークを完全にマスターして決め球へ進化させることで「三振を取れるようにしたい」と目を輝かせる。最後はストライク率の向上で、安定感ある投手を目指す。

 息抜きは「野球の練習をすること」と語るストイックな右腕。現在は2年目の村田らとともにロッテ・中村奨らが沖縄で行っている自主トレに参加している。実績を残している選手とともに行う自主トレを前に「ワクワクしています」と胸を高鳴らせていた。勝負の3年目。まずは2軍デビューを目指し、定着を狙う。「2軍でしっかり投げ続けたいですね」とステップアップを誓った。 (杉浦 友樹)

 ◇水口 創太(みなくち・そうた)1999年(平11)8月9日生まれ、滋賀県出身の25歳。膳所では甲子園出場なし。京大から22年育成ドラフト7位でソフトバンクに入団。1メートル94、102キロ。右投げ右打ち。背番号164。

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