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広島・秋山 西武時代の恩師から愛のノック「多分心配な教え子だと思う」 37歳シーズンへ「結果出す」

スポニチアネックス / 2025年1月14日 5時6分

<広島・秋山自主トレ公開>ティー打撃する秋山(撮影・島崎忠彦)

 広島・秋山翔吾外野手(36)が13日、静岡県下田市の吉佐美運動公園で自主トレを公開した。昨季リーグ3位で、トップのヤクルト・長岡と5本差の158安打を放ったヒットメーカー。4月で37歳になる15年目のシーズンに向け、若々しさの象徴として定位置の「1番・中堅」死守に意欲をのぞかせた。その先に、最年長での「最多安打」タイトル奪取が見えてくる。 

 海風が吹き抜ける快晴の吉佐美運動公園。秋山は、誰よりも速いスイングスピードで連続ティー打撃やフリー打撃などに汗を流した。視察に訪れた西武時代の恩師・辻発彦氏(本紙評論家)から内野ノックを受けるシーンもあり、36歳の愛弟子は苦笑いで話した。

 「多分心配な教え子だと思うので、姿を見に来ていただけるのはありがたい。内野ノックは僕のため、メディアのため、辻さんの健康のためにやらせていただきました」

 右膝手術明けの昨季は、鮮やかに復権を果たした。主に「1番・中堅」で138試合に出場し、リーグ5位の打率・289、4本塁打、30打点をマーク。外野守備でも失策0を誇り、19年以来5年ぶり7度目のゴールデングラブ賞に輝いた。

 4月に37歳を迎える今季。新井監督は世代交代を図る方針を掲げており、秋山は復権を果たしても「去年やったから今年も大丈夫…みたいな考えは持てない。余計に怖さや危機感がある」と打ち明ける。年齢にあらがう強い気持ちとパフォーマンスが求められる。

 「やらなきゃ終わり…という思いの方が強い。若々しく動いているな…という印象を持たれたら、経験は他の選手に負けていないと思うので、はつらつとやっていきたい」

 その象徴となるのが定位置死守だ。代名詞でもある1番・中堅。「自分がやりたいというより、周囲に評価されるものを見せられるかどうか」。その先に打撃タイトルが見えてくる。昨季放った158安打はトップのヤクルト・長岡と5本差。19年以来の最多安打は射程圏内にある。

 「結果を出して、この年齢(37歳)の人間という姿を見せたくない。まだ第一線で引っ張り、中心でやっていきたい思いが強い」

 谷沢健一(中日)が37歳でリーグ1位だった84年は、最多安打のタイトル制定(94年)前で、21年荻野(ロッテ)の36歳が最年長。秋山が5度目の受賞を果たせば更新する。チームの勝利にも直結する個人記録。希代のヒットメーカーは、15年目を迎えてさらに輝きを放つ。 (江尾 卓也)

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