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【高校サッカー】流通経大柏 7年前の“リベンジ”ならず…富山内定MF亀田涙も国立ピッチは「財産」

スポニチアネックス / 2025年1月14日 4時54分

<前橋育英・流通経大柏>敗戦しうなだれる亀田(中央右)ら流通経大柏イレブン(撮影・小海途 良幹)

 ◇第103回全国高校サッカー選手権大会決勝 流通経大柏1ー1(PK8ー9)前橋育英(2025年1月13日 国立)

 流通経大柏は7年前の決勝で敗れた因縁の相手にPK戦の末に敗れ、力尽きた。それでも延長含め110分間の激闘に後悔はない。榎本雅大監督(46)は「決勝戦にふさわしく素晴らしいゲームだった。最後まで勇敢に戦ってくれた」と拍手で選手たちを迎えた。

 J2富山加入が内定しているMF亀田は前半12分に今大会4得点目となる先制弾を決め、存在感を見せた。試合直後は涙を流したが「楽しかった。国立でサッカーができたことは財産」と充実ぶりを強調した。PK戦も10人目までもつれ、最後はFW安藤が失敗。それでも指揮官は「一人に背負わせるのは難しい」と話した。

 榎本監督は、選手から“エノさん”と呼ばれ、慕われてきた。Z世代の高校生を指導するにあたり「このご時世だからトップダウン型ではなく、選手が一番やりやすい方法」を模索。昨年から得意なプレーを好きなように練習させる時間を増やし、一芸がより磨かれたことで勝ち上がってきた。

 前橋育英へのリベンジは次回大会以降に持ち越し。DF佐藤は「1、2年生は何かを感じてくれたと思う。この負けを生かして頑張ってほしい」と言った。屈指のタレント軍団はすがすがしく、国立を後にした。

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