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「ムカついてると思うんですけど」広島・矢野の謝罪に中日・涌井が粋な反応 次回は30球までOK!?

スポニチアネックス / 2025年1月14日 19時27分

広島・矢野雅哉

 広島・矢野雅哉内野手(26)と中日・涌井秀章投手(38)が12日放送のNHK BS「球辞苑~プロ野球が100倍楽しくなるキーワードたち~」(月曜後9・00)にVTR出演。昨年9月22日の中日戦でのプロ野球新記録について語る場面があった。

 昨年9月22日の広島―中日戦(バンテリンD)、1点を追う6回1死に打席に立った矢野は涌井に2球で追い込まれたが、その後はボールをしっかり見極めて計17回のファウル。2ボール2ストライクから7球連続ファウル後に3ボール目、そこから8球連続ファウルと粘った末に、22球目の内角への際どい直球を見極めて四球を選んだ。それまでのプロ野球での1打席最多投球数は19球で、22球はプロ野球新記録となった。

 矢野は「1点差で負けていたので何とか塁に出て得点圏に行って、早く追い付きたいという思いだった」と振り返り、番組から涌井に伝えたいことを聞かれると「ファウル打とうと思って打ってなかったんですけど、本当に申し訳ないです」と神妙な表情。「本当に何か…早く前に飛ばしたかったんですけど、いいところにボールが来てたのでファウルになってしまいました。本当にすみませんでした」と頭を下げた。

 そして「ムカついてると思うんですけど、思ったことはどんな感じなのかっていうのを聞いてみたい」という矢野のお願いに応えて、番組では涌井も取材。矢野のメッセージを見た涌井は「わざとっていうわけでもないし、自分としてもああいうバッターはチーム的にもいた方がいいと思っている」と笑みを浮かべる。「矢野くんが粘ることによって自分も球数がどんどん増えて結果的にフォアボールになって。自分は三振を狙いにいってるし、自分は凄くいいと思っている」と話した。

 13球目の直球がボールでフルカウントになった場面について「あそこまで粘られると“まだかまだか”というのはある」と本音を漏らしつつも、徐々に盛り上がる観客の反応に「しんどいよりも楽しい気持ちに変わった」という涌井。投じた22球のうちボール球はわずか4球。その制球力に矢野も「凄いなあ」と思ったそうだ。

 22球目が外れて四球となり「うわあ負けた」と感じるも、すぐに「ああいうバッターほしいなあと最初に思った」と矢野を称える気持ちが浮かんだという。「狙い球が来るまでバットに当て続けられる技術は凄いと思う」とし、「11分以上の打席でしたけど、振り返ると楽しい打席だった。来年以降もまた、30球ぐらいまでなら許します。また頑張りましょう」とユーモアを交えて矢野にメッセージを送った。

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