広島・矢野 名実ともに遊撃レギュラーへ「誰にも負けないように。守備の安定感もっと出したい」

ノックを受ける広島・矢野（左は菊池）（撮影・椎名　航）

　広島・矢野は、名実ともに「遊撃レギュラー」襲名を目指す。4年連続参加となった菊池らとの合同自主トレでは守備力強化を最大のテーマに掲げ、レベルアップを期した。

　「誰にも負けないように、遊撃のポジションを、もう一回獲る気持ちでやりたい。守備の安定感が自分に足りない。基本的に全てレベルアップする中で、守備の安定感をもっと出したいと思って、取り組んでいる」

　昨季は自己最多137試合に出場。広い守備範囲と強肩を生かした守備で、遊撃手部門で初のゴールデングラブ賞を受賞したが、満足はしていない。「捕球も送球も安定感を出したい」と師匠・菊池から助言を仰ぎ、一層の技術向上を目指す。

　新井監督がレギュラー白紙を強調する中、「遊撃以外、僕自身は考えていない」と矢野。遊撃一本勝負で、道を切り開く覚悟だ。