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元ソフトバンク・和田毅氏 阪神・大竹、ロッテ・小島ら“後継者”に指名「古き良きもの残して」

スポニチアネックス / 2025年1月15日 5時3分

(左から)佐々木、大野、前田純のソフトバンク勢とポーズを決める和田毅氏    (撮影・成瀬 徹) 

 “和田イズム”は脈々と受け継がれていく――。昨季限りで現役を引退した元ソフトバンクの和田毅氏(43)が14日、長崎市で行っている自主トレを公開した。来年以降はまとめ役を引き継ぐ予定で今回が“ラスト和田塾”となるが、後継者に指名した阪神・大竹、ロッテ・小島らがさらに発展させていくことに期待。諦めない姿勢など、受け継いでほしいスピリットも後輩たちに託した。

 はつらつと急勾配を駆け上った。「走ったというか、あおられて走らされました。いい筋肉痛を迎えられると思います」。“和田塾”で恒例となっている約170メートルの坂道ダッシュ。後輩たちが10本ずつ走り、和田氏も5本を走り抜いた。

 今年も阪神・大竹、ロッテ・小島、楽天・早川、ソフトバンク・前田純ら左腕を中心に複数球団から選手が集結した。和田氏は今回アドバイスを送る立場に徹し、19年から長崎で行ってきた伝統の自主トレの引き継ぎを行っている。

 早大の後輩で年長者の大竹、小島に早川を加えた3人が“後継者”だ。「彼らを慕って、これからも選手が増えてほしい。僕はマックスで(参加者が)16~17人でしたが、彼ら3人がいれば30人~40人ぐらいになるんじゃないかな。塾ではなくてキャンプみたいになってほしいですね」とさらなる発展に期待を込めた。来年以降も要請があれば参加を検討する。

 “和田イズム”を託す思いもある。練習の方法などは「バージョンアップされていくのが当たり前」と話す一方で、「古き良きものは残していってほしい」と望んでいる。「ただ野球をやるだけに限らず、ちょっとしたあいさつや整備だったり。人としての成長ができるような集まりであってほしいと思ってます」

 坂道ダッシュや1日最大6000キロカロリーを摂取する食トレなど、過酷なメニューで知られるが“限界突破”もその一つだ。「限界がきたら諦めたり、休みたくなるけど、その先をもう一歩行ってほしい。限界だと思っているその先を突き抜けてほしい。簡単に諦める選手にはなってほしくない。そういう姿を野手は見ているし“諦めてない”と鼓舞できる選手でいてほしいなと思います」

 ソフトバンクは3月のオープン戦中に本拠地・みずほペイペイドームで引退試合を開催する方向で調整している。ユニホームを脱いだとは思えない投球に期待も高まるが「ずっこける準備をしておいてください」と笑った。レジェンド左腕は後輩たちへバトンを渡し、次のステージへと進む。 (木下 大一)

 ○…和田氏が昨年に続き長崎創業の外食大手でちゃんぽん、皿うどんで有名な「リンガーハット」のキッチンカーを手配。球場に集まったファンや報道陣に温かいランチ=写真=を“おもてなし”した。加えて阪神・大竹、ロッテ・小島は「佐世保C&Bバーガーズ」の佐世保バーガーを用意して振る舞った。

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