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阪神・大竹 師匠和田氏から15勝指令に自信「自分に期待したい」球団20年ぶり快挙へ

スポニチアネックス / 2025年1月15日 5時17分

阪神・大竹(右)と富田(左)は和田毅氏とポーズを決める

 阪神の大竹耕太郎投手(29)が14日、長崎市内で、昨季限りで現役引退した前ソフトバンク・和田毅氏(43)、同僚の富田蓮投手(23)らと行う自主トレを公開した。22年現役ドラフトで阪神に移籍し、加入1年目から2年連続2桁勝利を挙げた左腕。和田氏から受けた今季「15勝以上」の指令に応えるべく、「無理な数字でもない」と球団20年ぶりの快挙に狙いを定めた。

 師匠の指令を、遂行する。この日の練習後に報道陣に対応した和田氏は大竹に向け「15勝以上を目指してほしい。2年連続で12、11勝と来ているので。勝てるだけの下積みはある」とエール。それを伝え聞いた大竹は泰然自若に言葉を継いだ。

 「無理でしょ、という数字でもない。去年も“あそこで粘れたら勝てた”という試合は何試合もあった。自分が無理と思ったら無理なので、自分に期待したい」

 いざ15勝へと挑む上でのキーワードは「気合」だ。シーズン中にはアップで5種類以上の道具を使って体を動かすなど理論派で知られる大竹。同じく理論派の和田氏も、“根性論”とは縁遠いと思っていたが…受けたアドバイスは「気合というか…最後はフォームもどうでもいいから力を振り絞る」だった。

 「意外でしたね。効率のいいトレーニングとか、そういうイメージだった」

 師匠の言葉に驚きながらも、腑に落ちる部分があった。昨季は登板に際し、“最低限”を求めていた自分がいた。「6回を2失点ぐらいでいいかなとか。甘い考えがあった。あと(最終回までの)3イニング、諦めず力を振り絞るという意識でやりたい」。この日は自主トレ先近くにある護国神社で約180メートルの坂ダッシュを11本。「今日とか走る時に“ここで諦めたらまた6回で終わるな”と思いながら走っていました」と試合に見立て、力を振り絞る予行演習とした。

 指令遂行で15勝到達なら、球団では05年下柳剛以来20年ぶりとなる。さらに阪神移籍1年目から3年連続2桁勝利なら76~79年江本孟紀、79~83年小林繁に続く3人目の快挙となる。「3年続けられない選手はたくさん見てきた。自分は3年目にキャリアハイ。とにかく、そこを目指したい」。今年6月で30歳を迎えるシーズン。43歳まで現役を続けた和田氏をいつか超えるため、気合を入れて臨む。(松本 航亮)

 ○…阪神でシーズン15勝以上は、05年の下柳剛(15勝)が最後。阪神に移籍した投手が加入初年度から2年連続2桁勝利は、大竹が5人目で左投手では初めて。大竹が3年連続達成なら、江本孟紀(南海→76~79年=4年連続)、小林繁(巨人→79~83年=5年連続)に次いで3人目になる。

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