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阪神大震災から30年 オリックス・平井正史2軍投手コーチ「どこで何が起こるか分からない」

スポニチアネックス / 2025年1月17日 5時2分

1995年9月19日、リーグ優勝を決め、歓喜のオリックス・平井(中央)

 過ぎた年月の重さをかみしめるように、オリックス・平井正史2軍投手コーチ(49)は言葉を紡いだ。

 「当時プロ2年目だったけど、30年イコール僕の野球人生。もちろん起きたことは不幸だけど、前を見て復興してきて、今がある」

 当時神戸市にあった選手寮「青濤館」で震災に直面。オフの自主トレも行えず「野球をやるメンタルにはならなかった」状態だった。一転、チーム全員が宮古島に集合した2月1日のキャンプインから思いは一つに。「がんばろうKOBE」のスローガンを元に、チームは11年ぶりのリーグ優勝を達成。平井コーチも15勝5敗27セーブで新人王、勝率1位、最優秀救援投手賞の3冠に輝いた。

 「どんどん球場にお客さんが戻ってきてくれて。スローガンができてチーム内、神戸全体でもまとまってきた。(3冠は)見えない力をもらっていたのかな。自分の力だけじゃなく、周りから力をもらって1年間できた」

 節目の年数に限らず、思うことがある。「神戸は30年だけど、毎年どこかですごい災害が起こっている。どこで何が起こるか分からないってことを、震災を経験した自分は言える。こういう日に震災があったことを忘れてほしくないし、日本で起きる災害を風化させちゃいけない」。震災を体験した当事者として、災害の恐ろしさと復興への歩みを語り継ぐ必要性を訴えた。 (阪井 日向)

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