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ソフトバンク 甲斐の人的補償は最速156キロ右腕の伊藤優輔「少し驚いてはいるが、4年間の経験を糧に」

スポニチアネックス / 2025年1月17日 6時1分

甲斐の人的補償としてソフトバンクが獲得する巨人・伊藤優輔

 ソフトバンクは16日、国内フリーエージェント(FA)権を行使して巨人に移籍した甲斐拓也捕手(32)の人的補償として伊藤優輔投手(28)を獲得すると発表した。球団からFA移籍した選手は11人目で人的補償を獲得するのは初。昨年1軍デビューした5年目右腕は、阿部監督がオリオールズに移籍した菅野の穴を埋める先発候補の一人として名前を挙げており、新天地でも先発候補として期待されている。

 リーグ連覇を狙う常勝軍団が巨人から遅咲きの苦労人、伊藤を迎える。昨年1軍デビューした社会人出身の5年目右腕は球団を通じて「少し驚いてはいるが、4年間の経験を糧にソフトバンクで活躍し、日本シリーズでジャイアンツと戦えるように頑張っていきたい」と決意を示した。

 伊藤は都小山台のエースとして3年春の選抜に出場して「都立の星」と呼ばれた。中大、三菱パワーを経て20年ドラフト4位で巨人入団。1年目に右肘内側側副じん帯再建術(トミー・ジョン手術)を受け、育成契約として再出発。人柄の良さでも知られ、昨年7月に支配下登録された際には、巨人の桑田2軍監督が投手コーチと抱き合って喜ぶほどだった。

 最速156キロの直球とカットボールが武器で昨年はすべてリリーフで8試合に投げ1ホールドをマークし、防御率1・04だった。

 巨人は菅野が海外FA権を行使してオリオールズに移籍。穴を埋める一人としても名を挙げていた巨人の阿部監督は球団を通じて「気持ちが強い投手ですから、新しい環境に移っても力を発揮してくれると思っています」とエールを送った。

 今オフは投手補強が活発だ。石川が国内FA権を行使してロッテへ移籍したが、DeNAから現役ドラフトで上茶谷、トレードで浜口、レッドソックス傘下3AからFAとなっていた上沢に続いて4人目。球団からFA移籍した選手は11人目で人的補償を獲得するのは初になった。みずほペイペイドームで対応したソフトバンクの三笠GMは「相対的にはピッチャーを補強したいと思っていた。先発ローテを狙えるピッチャーと期待していますし、昨年の活躍のように中継ぎの可能性もある」と語った。

 17年から1軍で毎年100試合以上マスクをかぶっていた甲斐の穴を埋めようと、捕手を手厚くする判断には出なかった。海野を筆頭に嶺井、谷川原、渡辺らが狙うだけに、三笠GMは「(今いる選手が)頑張ってもらいたい」と期待した。

 また、補強については「ある程度できた」と語り、25年の陣容は出来上がった。連覇という荒波に挑んでいく。

 ◇伊藤 優輔(いとう・ゆうすけ)1997年(平9)1月14日生まれ、東京都荒川区出身の28歳。3歳から野球を始める。尾久八幡中では荒川ウェーブに所属し、3年夏に関東4強。都小山台では3年春にセンバツ出場。中大では1年春からベンチ入り。3度経験した入れ替え戦をいずれも残留に導いた。三菱パワーを経て20年ドラフト4位で巨人入団。1年目に右肘内側側副じん帯再建術を受け、育成契約。24年7月に支配下復帰した。1メートル78、82キロ。右投げ右打ち。

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