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大関戦で審判が誤審で取り直しのハプニング 朝日山審判「出たように見えたが…跡がなかった」

スポニチアネックス / 2025年1月17日 18時40分

<大相撲初場所6日目>熱海富士が琴桜を土俵際に追い込み、足が出たように見えて朝日山親方が手を上げる(撮影・篠原岳夫)

 大相撲初場所6日目の大関・琴桜(27=佐渡ケ嶽部屋)と西前頭2枚目・熱海富士(22=伊勢ケ浜部屋)の一番で、誤審があり、取り直しのハプニングが起きた。

 琴桜の右足が俵から出たように見えて、向正面の時計係の朝日山審判(元関脇・琴錦)が右手を上げてしまい、勝負あり。

 立行司の式守伊之助も軍配を熱海富士に上げた。ただ、その後、物言いがつき、ビデオで確認したものの、足が出ておらず、取り直し。取り直しの一番も熱海富士が大関を決めだしで2勝目を挙げた。

 2012年11月の九州場所9日目の豪栄道―日馬富士戦以来の“誤審”に手を上げた朝日山審判は「俺は出たように見えたが、跡がなかった。とっさに手を上げてしまった」とバツが悪そうに話した。高田川審判部長(元関脇・安芸乃島)は「肉眼では砂が飛んで見える。微妙なときは流しておいて後から(物言いを)つけることになっていた。ただ、反応して手が上がることもある」と説明した。

 “2連勝”の熱海富士は「審判の判断でなんとも言えない。取り直しは少しでも集中切らさない気持ち。物言い?分からなかった。勇み足している感覚もないし、分からなかった」と勝ったことでホッとしていた。

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