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【全豪OP】ジョコビッチ強行出場も左太腿肉離れで途中リタイア…最後の全豪?「チャンスはある」

スポニチアネックス / 2025年1月24日 15時38分

試合後に会見するジョコビッチ(AP)

 ◇全豪オープンテニス 第13日(2025年1月24日 メルボルン)

 男子シングルス準決勝が行われ、第2シードで世界ランキング2位のアレクサンダー・ズベレフ(27=ドイツ)が初の決勝進出を決めた。世界ランク7位のノバク・ジョコビッチ(37=セルビア)が第1セットを6-7で落とした後に棄権した。

 ジョコビッチは試合後の会見で、棄権は左太腿の肉離れと説明した。3時間37分の激闘の末に第3シードのカルロス・アルカラス(21=スペイン)を退けた準々決勝で痛めたもので、回復を優先して試合1時間前までボールを打っていなかったという。痛み止めとテーピング、理学療法で出場にはこぎつけたものの「痛みがどんどんひどくなっていった。第1セットを取ったとしても、とても苦しい戦いになると分かっていた」と話した。

 ジョコビッチは今回、ツアー通算100勝目、全豪で女子のマーガレット・スミス・コート(オーストラリア)に並ぶ最多11度目の優勝、男女を通じて四大大会単独最多25度目の優勝がかかっていた。会見では、これが最後の全豪になる可能性はあるかと問われ「チャンスはある。今季がどうなるか様子を見たい。これからも頑張りたい」と答えるにとどめた。

 ジョコビッチが棄権すると、観客席からはブーイングも起きた。勝ったスベレフは試合後のコートインタビューで「選手がケガをして引き上げる時にブーイングしないでください」と観客に呼びかけ、「チケット代を払っていて、5セットマッチを見たいと思うのは分かるが、彼(ジョコビッチ)は腹部と太腿のケガを抱えながら勝ち上がってきた。敬意を払ってください」と訴えた。

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