ミニマム級の高田勇仁が世界挑戦名乗り! ランカー対決に2-1判定勝ちでWBOアジア王座奪取
スポニチアネックス / 2025年1月24日 16時29分
◇プロボクシング WBOアジア・パシフィック・ミニマム級タイトルマッチ 王者 小林豪己(真正)<12回戦>同級3位 高田勇仁(ライオンズ)(2025年1月24日 東京・有明アリーナ)
前日本ミニマム級王者で挑戦者の高田勇仁(26=ライオンズ)がWBOアジア・パシフィック同級王者・小林豪己(26=真正)を2-1の判定で破り、新王者となった。戦績は高田が16勝(6KO)8敗3分け、2度目の防衛に失敗した小林が8勝(5KO)2敗。試合は世界4団体スーパーバンタム級タイトルマッチ、井上尚弥(31=大橋)―金芸俊(32=韓国)のアンダーカードで実施された。
高田がWBA2位、小林がIBF&WBO6位、WBC8位という注目の世界ランカー対決は、高田に軍配が上がった。序盤から接近戦を挑み、2回に右の強打をヒットさせると、さら左ジャブとボディーストレートを当てて優位に。3回には左フックを浴びたものの、右アッパーからの右フックでダウンを奪った。
小林も立て直して打ち合い、後半はボディー中心に攻勢を仕掛けたが、高田は右アッパーと左ジャブ、右オーバーハンドを有効に使い激闘を制した。採点はジャッジ2人が114-113と116-111で高田を支持。1人は114-113で小林につけた。
フィリピン生まれの高田は15年にプロデビューし、19戦目までの戦績は8勝8敗3分け。しかし23年4月、王座決定戦を制してプロ22戦目で日本ミニマム級王座を獲得すると、昨年7月に4度目の防衛に成功。アジアタイトルへの挑戦を目指して王座を返上していた。
小林は22年12月のプロ5戦目で王座決定戦に勝ち、WBOアジア・パシフィック・ミニマム級王座を獲得。23年8月の2度目の防衛戦でプロ初黒星を喫して王座から陥落したが、24年2月に再び王座決定戦を制し王座に返り咲いていた。
▼高田 厳しい練習を積んできたので、こういう大舞台で勝てて本当にうれしい。(ダウン奪取後は)倒そうと思ったが、小林選手が打たれ強く、対策をしてきたので倒しきれなかった。ここで打ち負けたら上に行けないとガムシャラにいった。アジアを取ったので、世界まで行きたいので、会長やマネジャーと相談したい。
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