1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 野球

98年ぶり大阪勢「0」 大阪1、2位校破った滋賀勢2校を評価 大院大高は落選 選抜選考事情

スポニチアネックス / 2025年1月24日 17時43分

昨年の選抜高校野球開会式

 最大の注目は近畿最後6校目の選考だった。昨秋の近畿大会4強の4校を選んだ後、5校目に滋賀学園(滋賀1位)、6校目に滋賀短大付(滋賀2位)を選出した。両校とも初戦でそれぞれ大阪桐蔭(大阪2位)、履正社(大阪1位)を破った点が評価された。

 同じく初戦突破した大院大高(大阪3位)や立命館宇治(京都1位)は力量評価の点で滋賀勢に及ばなかった。

 大院大高が落選したことで大阪勢は出場8校だった1927(昭和2)の第4回大会以来、98年ぶりに選出ゼロとなった。

 この辺の事情について、宝馨選考委員長(日本高校野球連盟会長)は「滋賀1位校が大阪2位校を、滋賀2位校が大阪1位校を破った。履正社、大阪桐蔭という実力校に勝ちきったというのは大いに評価すべきだ。大院大高は大阪3位校であり、2試合で1点しか取れなかった」と話した。

 選抜選考ガイドラインでは「複数の学校の評価が並んだ場合、できるだけ多くの都道府県から出場できるよう地域性も考慮する」とある。今回の選考では東海3校目で至学館(愛知)と岐阜第一(岐阜)が比較検討され、地域性で至学館を選出している。

 宝委員長は「力が拮抗した場合は地域性も加味されるが、近畿6校目はそういったことではなかった」とあくまで力量評価での選考を強調した。

 また大阪勢の選出がなかった点については「以前、兵庫からも選出がなかったことがある。地元ですから、出場すればお客さんも入るでしょう。大阪の人はショックかもしれません。しかし、そういうこともある。これが選抜大会です」と説明した。

 近畿以外で論議となったのは神宮枠で増えた関東・東京の7校目。東京大会準優勝の早稲田実が関東大会6番目評価の東農大二(群馬)を総合力でしのいだ。宝委員長は「早稲田実は昨夏の甲子園メンバーが残り、東京大会優勝の二松学舎大付に劣らないチーム力があると評価した」と話した。     (内田 雅也) 

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください