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【王将戦】藤井王将 「千本鳥居」を指し手に例え「一手一手が手探り」 第2局・伏見稲荷大社の陣

スポニチアネックス / 2025年1月25日 5時3分

千本鳥居でフォトセッションに臨む藤井聡太王将(右)、永瀬拓矢九段(撮影・大城 有生希)

 将棋の藤井聡太王将(22)に永瀬拓矢九段(32)が挑むALSOK杯第74期王将戦7番勝負(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)は24日、京都市伏見区の伏見稲荷大社で第2局の対局場検分を行った。京都開催は60年ぶり。藤井の先勝で迎え、先手は藤井。伏見稲荷大社の「千本鳥居」での写真撮影後、藤井は鳥居を指し手に例え、読みの積み重ねで突破する決意を語った。

 本殿での正式参拝後、千本鳥居へ向かった。写真撮影のためだが将棋に通じる予習復習にたけた藤井は第2局開催地に決定後、訪問を楽しみにしていた。

 「壮観で圧倒された。最後まで上ってみないと何があるか分からない気がした」。対局場検分の時刻が迫っていた。藤井に気づく観光客も多く、短い滞在で離れたため、名残惜しさを隠さなかった。

 江戸時代以降、願い事が「通った」感謝、もしくは「通るように」と願う人々による鳥居の奉納が相次ぎ、できた連なり。藤井には将棋の指し手に映ったようだ。「将棋も一手一手が手探り。手が進んで、新たな手が見えてくることもある。読みを入れて指していきたい」と語った。

 将棋では、30手先まで読みを入れた一手も、相手の指し手一つで見通せたはずの景色は全く違うものとなる。対局中に迷い、焦らない棋士はいないが、それでも読むしかないとの決意表明だった。

 静岡県掛川市での第1局は振り駒の結果、後手番となり相掛かりへ進んだ。守勢から2日目、攻勢に転じて勝利。「序盤からペースをつかまれて苦しい局面が長かった。ただ(永瀬の)先手からも明解でない局面が多く、粘り強く指せたことで好転につながった」。

 藤井は「この一手」に駒台に角、金2枚、桂、香、歩2枚と豊富な手駒がありながら、盤上の金を寄って永瀬馬に取られかけた香を守った76手目△4四金を挙げた。第1局で発揮した粘りを読みの裏付けで再現したい。

 副立会人の高見泰地七段(31)は戦型予想を「角換わり」とした。作戦のレパートリーが最も広い棋士として永瀬を挙げ「それを選ぶのか注目している」。対局は午前9時、藤井の先手で始まる。(筒崎 嘉一)

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