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王鵬 大鵬の孫2人による“兄弟同時優勝”狙う 1年ぶり2桁勝利

スポニチアネックス / 2025年1月25日 4時41分

はたき込みで宇良(右)を破る王鵬(撮影・西海健太郎)

 ◇大相撲初場所 13日目(2025年1月24日 両国国技館)

 平幕・王鵬が分の悪かったくせ者の宇良をはたき込みで破り、10勝目を挙げた。トップの平幕・金峰山とは1差。初の幕下優勝を決めた弟の夢道鵬の存在も刺激に、大鵬の孫2人による“兄弟同時優勝”を狙う。大関対決を制した豊昇龍や霧島、尊富士もそれぞれ勝って、3敗を守った。

 今場所の王鵬にとって過去のデータは関係ない。7度対戦してわずか1勝の宇良を立ち合いで突いて、押す。低い体勢の相手を中に入れず、はたき込んだ。

 1年ぶりの2桁勝利。「ちょっと見過ぎてしまうところがあった。落ち着いて取れてうまく出られたと思う」とどっしりと落ち着いた表情で話した。前日は霧島にうまく取られて、3敗に後退。「昨日は奇麗にやられたので集中力を切らさず切り替えた」と敗戦を引きずることはなかった。

 刺激になることがあった。弟で付け人も務める夢道鵬が幕下で初優勝を決めた。大一番で勝てない弟に「こんなところで緊張してるなら勝てない。余計なお世話だが、必要以上にプレッシャーをかけた」とハッパをかけ、見事優勝へ導いた。「本当にうれしかったですね」と自分のこと以上に喜んだ。

 新三役を狙う24歳は、トップと1差。取組を編成する九重審判長(元大関・千代大海)は「上位と終わっているから王鵬が有利かな」と逆転優勝を予想した。母方の祖父の横綱・大鵬、父の元関脇・貴闘力に続く優勝へ、王鵬は「負けが込むまでは優勝を気にしている」といつもの言葉を口にした。残り2日。賜杯を抱いて、弟に最高の手本を示す。 

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