[INTERVIEW] 防弾少年団、「その存在感を知らしめた2015年」
THE FACT JAPAN / 2015年12月16日 15時27分
防弾少年団ならではの色が構築されているという評価が一番うれしかった11月末、防弾少年団は青春2部作と名付けたシリーズ第2弾「花様年華 pt.2」を発表した。平均年齢20.7歳である彼らが聴かせてくれるリアルな青春物語を収めた今作は、発売と同時に音源チャートを掌握。諸音楽番組でも1位を記録するなど、高い人気を博している。THE FACTとのインタビューは、ある音楽番組の出演を控えて行われ、今回のアルバムを準備しながら感じたことや世間からの評価に対する考え、アルバムに入れたかったもの、今年の活動に関する評価などについて話を交わした。特に彼らは、「2015年は、グループを知らせた年になったことで意味がある」と口を揃えた。「花様年華 pt.2」のタイトル曲名は『RUN』。特に日韓で良い反応を得ている。音楽はもちろん、息ピッタリに繰り広げられるパフォーマンスは、防弾少年団特有の魅力でもある。『RUN』のパフォーマンスで注目すべきところはなんだろうか。「『RUN』は全体的な振り付けがうまく仕上がっています。今まで僕らがやっていたようなエネルギーにあふれるパフォーマンスだけど、セクシーな動作がポイントです。特にサビの部分で踊りながらジャケットを脱ぐ部分があって、たくさんの方が喜んでくださったんです。そういう部分を注目してみていただきたいと思います」(J-HOPE)「『I NEED U』に比べて『RUN』は動作が大きかったり華麗ではないです。だから残念に思われる方もいらっしゃるけど、僕はむしろそうして見せられる部分があると思います。今回にはステージの上で演技やディテールな部分をみていただいて、僕らが『RUN』をどのように表現しようとするのかをみてくださればと思います」(RAP MONSTER)「花様年華 pt.2」は、『RUN』のほかに、『枯葉』『Butterfly』『Whalien 52』『Ma City』などの収録曲も人気を集めている。発売当時は、これらの楽曲がチャート1位から5位までを並ばせるくらいだった。いわば音源戦争が行われている今の歌謡界で、収録曲の殆どがチャートに並ぶということは、決して簡単なことではない。これについて防弾少年団は、自分たちの音楽に関心をくれる状況がうれしいと率直に語った。「『花様年華 pt.2』を発表して ”チャート・イン”を記録した収録曲は結構ありました。みなさんが聴いてくださらなければ(チャート100位以内に入ることは)難しいことですが、それができたことに意味があります。ただタイトル曲だけを聴いて、それ以上聴かないアルバムも少なくないですが、その中で僕らのものを聴いてくださったのは、『花様年華 pt.2』が、アルバムとして価値があったのではないかと思います」(RAP MONSTER)「花様年華 pt.2」は音楽性が高いことで好評されている。防弾少年団は、輝かしいならがも時には不安な、揺れて、もっと輝く青春の感性をうまく収めた。メンバーたちが自ら楽曲作りに参加したことを考えると、より価値のある成果でもある。これについてメンバーたちはどう思っているのか聞いてみた。「このアルバムを発表して、防弾少年団の独自的な色、防弾少年団だけができることが構築されているという話を聞きました。それが本当にうれしかったです。『花様年華 pt.2』で僕らのことを初めて知った方々は、『花様年華 pt.1』もぜひ聴いてみてほしいです。2枚とも青春について語っていますが、色が違って、その中にある物語も違いますから」(SUGA)「僕らの色が見えるということですから、意味のある評価を受けたようで気分が良いです。『花様年華』シリーズで1年中を青春について話しています。僕らのアルバムを聴かれた方が自分の青春を振り返ってみたり、自分にとって“花様年華(人生の中でもっとも美しい瞬間)”はいつだったのかを考えてみられるきっかけを作ってくれたなら、それだけでも意味のあるアルバムだと思います。たくさんの方に共感を得て、慰めになったなら、それだけで十分に価値があるんですね」(RAP MONSTER)韓国で発表した2枚のミニアルバムと、日本で発表した3枚のシングル。デビュー3年目である防弾少年団は、今年が休むことなく、もっとも走ってきた年と言っても過言ではない。それだけに成果も多くあった。韓国でデビュー以来、初めて地上波の音楽番組で1位を記録したのはもちろん、日本でも初のアリーナコンサートを開いて2万5千人を動員するなど、地道に人気を高めている。そんな防弾少年団に、2015年はどんな年になっただろうか。「防弾少年団というグループの存在を、大衆に知らせたようです」(SUGAR)「僕らは大衆的な知名度が高い状況ではないです。バラエティ番組にもあまり出演しないし、主にグループで活動してきましたから。今年は音楽番組で1位もとれて、そうしながら“防弾少年団というグループがいる”、“僕らもいる”といったものをみせたようです。それだけでも十分に意味のある年でした」(RAP MONSTER)この1年、グループを着実に固めてきた防弾少年団。これからどんな評価を受けたいかという質問に、RAP MONSTERは「好き嫌いを超越するグループになりたい」と、興味深い答えが返された。「あるグループが好き、嫌いというのは、趣向の問題だと思います。あるグループが頂点にいるとしても、嫌いな方はいるわけです。そういう方々さえも、一度は音楽を聴いてもらえられるグループになりたいです。とりあえずは僕らの音楽を聴いてもらえられる。そして“お~、これは悪くないね”という反応がいただける、好き嫌いを超えるレベルに上がりたいです。一瞬で叶えられるとは思わないですから、地道に実力を磨いていきたいです」(RAP MONSTER)THE FACT|キム・ミンジ記者
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