ソン・ガンホ、出演映画の通算累積観客数が1億人突破!その27年の役者人生を振り返る
THE FACT JAPAN / 2017年8月26日 10時45分
出演映画の通算累積観客数が1億人を突破―。2013年に公開された出演映画「弁護人」「観相師-かんそうし-」「スノーピアサー」の3編は計2986万人を動員―。数々の記録を打ち立て、韓国映画を語る上で欠かせない俳優のソン・ガンホ。「グエムル-漢江の怪物-」「弁護人」に続き、主演映画「タクシー運転手」が、累計観客動員数1000万人を突破した。
俳優のオ・ダルスが一足先に、出演映画が累積観客動員数1億人を突破し、「国際市場で逢いましょう」「ベテラン」など数々の出演映画で観客動員数1000万人突破も果たした。ただオ・ダルスは多くの作品において助演であり、多くの作品で主演を務めた俳優としてはソン・ガンホが唯一だ。
今月2日に公開された映画「タクシー運転手」は公開から19日目となる20日の11時時点で累積観客動員数1000万人を突破。韓国を代表する名俳優のソン・ガンホの役者人生を整理してみた。
◇ 釜山の劇団に入り、演技を始める
釜山(プサン)江西(カンソ)区駕洛洞(カラクドン)で生まれたソン・ガンホは、中学生の頃から俳優になることを夢見ていた。そして軍除隊後、釜山地域の劇団に入り演技を始めた。1990年、ソウルにある劇団・ヨヌ舞台が地方公演をおこなった際に、ソン・ガンホは脇役で出演した。その後、ヨヌ舞台の演出家のイ・サンウに会い、ヨヌ舞台の団員になった。その後、「蜚言所(ピオンソ)」「スープがあります」など数々の演劇に出演し、役者としての道を歩み始めた。
1996年、ホン・サンス監督の映画「豚が井戸に落ちた日」に、俳優のキム・ウィソンの推薦で出演し、その翌年には映画「グリーンフィッシュ」「ナンバー・スリー No.3」に出演。特に「ナンバー・スリー No.3」において、個性的な口喧嘩をする演技は印象的だった。そして同映画で新人男優賞と青龍映画祭の男優助演賞を受賞し、その演技力を認められてきた。
◇ 韓国を代表する監督たちとタッグを組む!
役者の演技力の良さは、まず監督が見抜くのだろうか?ソン・ガンホは「ナンバー・スリー No.3」以後、韓国を代表する監督とタッグを組んできた。キム・ジウン監督の「クワイエット・ファミリー」(1998)、カン・ジェギュ監督の「シュリ」(1999)でメインキャストを務めた。またキム・ジウン監督の「反則王」では主演を務めている。
さらに、今年のカンヌ映画祭で審査委員も務めたパク・チャヌク監督ともタッグを組んでいる。パク監督の実験作で、韓国初のハードボイルド映画と言われる「復讐者に憐れみを」(2002)に出演するなど、幅広い演技を披露した。
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