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FTISLAND、ホンギが涙で本心を語った感動のツアーファイナル「みんなとの友情は忘れない。音楽に向かう僕らを信じて!」

THE FACT JAPAN / 2017年10月2日 18時27分

写真:ヤマダマサヒロ

韓国出身のロックバンド、FTISLAND(エフティーアイランド)が9月29日、東京・日本武道館で『FTISLAND AUTUMN TOUR 2017 -Here is Paradise-』ファイナル公演を行い、9月7日の東京・豊洲PITからスタートし、約1ヶ月にわたり広島、福岡、愛知、宮城、大阪を回った全9公演のツアーを完走した。 

ピアノに「1234」のコーラスを乗せた曲で登場すると、「YO! 武道館!」というホンギの掛け声と共に「1234」で幕開を開けたライブ。スタートからボーカリスト・ホンギの気合が、歌からもアクションからも伝わる。ジョンフンがギターのネックを高く上げて始まった「Mystery」、太いリズムにのまれる「Take Me Now」までの3曲で、FTISLANDもファンもイッキにトップギアまで加速する。女性目線で歌うミドルテンポの「Go Again」からは、少し落ち着いたムードに、ベースのジェジンとホンギがボーカルをとる「Ready Go!!」をライブでやるのは久々。ギターのリフが印象的に変わったこの曲では、ジョンフンのギターの早弾きも飛び出した。

ツアーが始まったころは「久々すぎて忘れてない?」と心配していたが、初日からファンのコーラスはバッチリ。もちろんファイナル公演でも大きな歌声を聴かせてくれたオーディエンスに満足そうな顔を見せ、最後のサビではサムズアップ。常にファンを見ているホンギと、彼に応えるファンとの一体感が伝わるが、広い会場でも近くに感じられるコミュニケーションが生まれるのが、FTISLANDのライブらしさだ。FTISLANDとファンがお互いに信頼しているからこそのコミュニケーションだ。ギターのスンヒョンとドラムのミンヒョクが作った「Wanna Go」はストレートなロックから高速ビートに生まれ変わり、そのヘヴィーなアレンジに自然とこぶしがふり上がる。そのリズムに乗って、ホンギもステージの端から端まで全速力で走り回る。

中盤では、韓国デビュー10周年のアニバーサリーイヤーということもあり、デビュー曲「Love Sick」をニューアレンジで披露したが、ジョンフンが「10年前のホンギの声は子どもだった。演奏しながらいろいろ思い出した」と感慨深げに語ったが、27歳になったホンギの感情のこもった熱唱は、聴く者の心を打った。ジョンフンに促されると「My Birthday」から「The Night」までのセットリストを「全部意味がある」と、歌詞から生まれる感情の流れで構成していると解説。ファンにとっては、ライブが一層楽しくなる説明は貴重だ。「今回は、ずっと動くツアー」とホンギが言う通り、後半はロックの応酬。メンバーたちもステージを動き回り、フロアのファンはタオルを振り回しジャンプし、声を上げる。「FREEDOM」では、ホンギの「すわれ!」という号令で着席すると、次のサビで一斉にタオルを投げ上げてジャンプを決めると武道館が揺れ、それを合図にするかのように、いつもと違うイントロに驚かされた「未体験Future」までフロアは狂乱のるつぼと化した。本編最後を飾ったのは、最新シングルのリード曲「Paradise」。ステージから客席にむかって放たれるレーザーの糸が幻想的な空間を作り出す。ファンの歌うコーラスの声が、あまりに大きくて感動的。ホンギも「ナイス!」と満足そうだったが、この日のライブは、バンドの演奏もホンギの声も、ファンのリアクションも、すべてが完璧で、本ツアー一番の一体感を作り上げていた。

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