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3つのキーワードでみるG-DRAGONへの特別待遇説

THE FACT JAPAN / 2018年6月26日 18時59分

兵役中であるBIGBANGのG-DRAGON(本名:クォン・ジヨン)が、軍の特別待遇を受けたという疑惑が提起され、韓国内で論戦になっている。

韓国の芸能メディア・Dispatchは25日、軍服務中である一等兵のG-DRAGONが、足首の痛みで19日に国軍楊州病院の*大領室(*大領:大佐にあたる階級 ※大佐専用病室)に入院していると報じて、波紋が広がった。同メディアの記事によると、G-DRAGONは自隊に配属(4月5日)されてから4回以上病院を訪れ、およそ20日間を病院で送り、面会にも特別待遇があったと伝えた。この報道を受けて韓国の国防部は、「規定と手続きによる措置だ」と釈明し、所属事務所のYG ENTERTAINMENT側は「事実と異なる悪意的報道」と反駁した。

論戦になっている特別待遇説をめぐって、核心となるキーワードは「大領室(大佐室)」「休暇」「面会」の3つだ。果たしてFACT(事実)は何だろうか。

【キーワード1:大領室】一般兵士の「大領室」入院は、特別待遇か?Dispatchは、G-DRAGONが「大領室」と呼ばれるVIP室を使っていると報じた。そして「G-DRAGONは(軍のなかでも)一等兵ではない“スター”であり、実際に彼の病院生活は“スター級”だった」と指摘した。これに対し、YG側は「特別待遇は全くなく、大領室という病室は該当病院に存在しない。通常の手続きと規則によって入院している」と反論した。同病院で医務兵として服務し、除隊したJ氏は、韓国メディア・スポーツワールドとのインタビューで「大領室という呼称はない。報道されている内容で、G-DRAGONだけの特別待遇だと言うには難しい」と答えている。

自主国防ネットワーク(※国防力強化運動、国防政策などを研究している市民団体)のシン・インギュン代表は26日、THE FACTの取材に「G-DRAGONの場合、芸能人という特殊性のため、隔離をするという理由で一人部屋が与えられたと思われる」としながら「特別待遇だと断定するには無理がある」と説明。「現在、国軍病院には、一人部屋と大部屋に分けてあるだけで、大領室とかVIP室、一般室という呼称がない。一人部屋の利用は、一般兵士と士官など特別な区分がなく、地区にある病院にも緊急な場合は、将官も入院することができる」と続けた。G-DRAGONが入院中の国軍楊州病院は、韓国国防部・国軍医務司令部所属の国軍病院で、院長は大領級(大佐級)だ。国防部も同日、公式ホームページを通じてコメントを掲載し、「確認の結果、クォン一等兵は手術後の安静および治療のために、国軍楊州病院の一人部屋に入室中である」とし、「これは安定的な患者管理のために、本人はもちろん他の患者の安静のために下した不可避な措置であったというのが、医療側の立場である」と説明した。

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