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DAY6、デビューして半年で全国5都市ツアー!2nd LIVE TOUR in JAPAN “UNLOCK” 東京・マイナビBLITZ赤坂公演開催!

THE FACT JAPAN / 2018年10月30日 12時0分

ピアノロック、ポップス、エモ、ロックンロール、オルタナティヴ、はてはR&Bやファンクのようなブラックミュージックまで、多彩なジャンルを自由に行き来する懐の深い音楽性は、メンバー自身が作詞作曲を手掛け、4人がメインヴォーカルを取るという形態に起因する部分が大きい。その楽曲のどれもが圧倒的な生命力で聴く者の胸を打つのは、メロディーの素晴らしさ、そして卓越した歌唱力に他ならない。その強みが顕著に表れているのがバラードだ。冬の空のような侘しさと美しさをまとったピアノバラード「When you love someone」や、ソンジンのロングサステインとジェイの繊細なアルペジオという2本のギターが織りなすフレーズから、5人の楽器が渾然一体となって押し寄せるサビへとなだれ込む「Goodbye winter」など、聴き手の脳裏にいくつものサウンドスケープを刻み込む。徐々に緊張が解けてきたのか、アルバム「UNLOCK」に収録された「Nobody Knows」ではジェイとヨンケイはエモーショナルに体を揺らしながら楽曲を表現する。

また、今回のMCをすべて日本語で挑戦しているのにも好感が持てた。「皆さんアルバムは聴いてくれましたか?『UNLOCK』というタイトルには音楽のジャンルにとらわれずに、もっと自由に歌を聴かせたいという思いが込められています」とヨンケイが流暢な日本で話したかと思えば、「みんなの笑顔が本当にビューティフルで好きです」とドウンもアピール。ジェイのことを「モデルみたいで羨ましい」と突っ込んだり、日本語で無邪気にやりとりする姿は見ているだけでほっこりしてしまう。

「そんなビューティフルなみんなに送る曲です」とヨンケイが話したあと、ソンジンがアコースティックギターに持ち替えての「Beautiful Feeling」「I’m Serious」を披露。DAY6の歌詞観に触れると、主人公は決して強くたくましくクレバーであるとは言い難いが、少年が持つ神秘性と青年が持つ叙情性をはらんでいて、それを個性豊かなヴォーカリストたちが歌うことで息吹が吹き込まれるかのように躍動しはじめる。真っ直ぐに届くソンジンの声、甘く人懐っこいジェイの声、豊かな倍音を感じさせるヨンケイの声、艶やかで憂いを帯びたウォンピルの声、時折登場するドウンの声もスモーキーで味わいがあり、自由自在に歌唱がスイッチしたり流麗なコーラスが加わることで、車窓からの景色のように新しい世界が次々と目の前で繰り広げられる。フロントの4人が横並びにセッティングされた理由も納得だ。

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