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実力派バラーダーPOSITION、初の東京ライブ「ホンデ街で・・」を開催!

THE FACT JAPAN / 2013年11月11日 23時33分


次は、1997年にリリースされた『手紙』で哀絶なメロディを響かせながら、ハーモニカのソロ演奏が続く、切ない歌詞をいっそう際立たせた。継続して日本で出した『なつめの木』が披露され、谷村新司とのご縁を紹介。曲に込めた父親との思い出を打ち明けた。「父のことを歌いました。僕が詩を作って谷村さんに曲を頂いて」「私、父のことがあまり好きではなかったです。怖いし、冷たいし、面白くないし、わがままで…」「でも僕が日本で活動していた時、脳の病気で倒れてしまったんです。当時は僕が日本にいたので…」と、突然涙をみせるPOSITIONに、もらい泣きするファンも。「そのことを、歌で表現したいと思いました」と言いつつ「僕、今年で40になりましたけど…若く見えるでしょう?」と雰囲気をガラリと変えながら、「時間が経っていくうちに、お父さんのことが理解できて、今は仲がいいです。息子は結局お父さんに似てくるんですね。僕も父と同じ性格になってきました(笑)」と笑わせた。


続くステージは、今年TBSで放送されたドラマ「蒼のピアニスト」の劇中歌『死ぬほどに』と、最近韓国でヒットを果たし放送を終了したドラマ「スキャンダル」の劇中歌『私の生涯最後の恋』が、ドラマの名場面の映像とともに披露され、いよいよ今回コンサートのタイトルであり、9月韓国でリリースしてTHE POSITIONの復活を知らせた『ホンデ街で・・』(홍대거리에서:ホンデ コリエソ)が最後を飾った。


「皆さん、本当に愛しています。今日は本当にありがとうございました」とステージをあとにした彼に、アンコールを叫ぶファン。アコースティック風にアレンジした名曲『I Love You』が披露され、会場には甘い空気に包まれた。通常ならここで終わる公演だったはずだが、ファンらは退場しないで“POSITION!”を叫び続けた。そしてPOSITIONは特別に『くらっとします』をもう一度歌い、この日もっとも熱いステージが繰り広げられた。
「昔は、恋の意味も知らずに歌ったこともあります。でも歳をとって、恋をして、年を重ねるたびにその意味をわかってきたような気がします。これからもPOSITIONらしい歌をずっとずっと歌い続けます」と思いを伝えた彼に、これからも“ラブソングのPOSITION”としてより旺盛な活動を期待しながら、一人のファンとして応援していきたい。


「ホンデ街で・・」韓国コンサート11月30日~12月1日に韓国・大邱(デグ)「チョンマアートセンター」12月20日~25日ソウル・弘大(ホンデ)「ローリングホール」にて


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