『スノーピアサー』 ポン・ジュノ監督のインタビュー
THE FACT JAPAN / 2014年2月7日 20時47分
監督・共同脚本:ポン・ジュノ BONG JOON-HO1969年9月14日、大韓民国出身、ソウル在住。延世大学社会学科卒業後、95年、16mm短編のインディペンデント映画「White Man」等を監督、シニョン青少年映画祭で奨励賞を受賞。同年、韓国映画アカデミーの第11期生として卒業。卒業作品「支離滅裂」の独特のユーモアとセンスが大きな話題を呼び、バンクーバー国際映画祭、香港国際映画祭に招待され、その名を知られるようになる。2000年に劇場映画長編デビュー作となる『吠える犬は噛まない』を発表。監督・脚本を務めた本作で高い評価を受け、一躍注目を浴びる存在となる。03年には、実際の未解決事件を題材にした『殺人の追憶』を手掛け、大ヒットを記録。完璧と評される構成力とその類い稀なる才能が高く評価され、カンヌ国際映画祭をはじめ、その名は世界へと一気に広がっていく。そして06年、韓国歴代動員史上1位を獲得した『グエムル-漢江の怪物-』を発表。同年のカンヌ国際映画祭をはじめ、世界各国の映画祭でも絶賛されたこの作品で、若くして韓国を代表する監督としての地位を確立した。08年には、ハリウッドからの数多くのオファーを断り、初の海外監督作品として選んだ『TOKYO!』に、ミシェル・ゴンドリー、レオス・カラックスと共に参加。3部作のうちの一編『TOKYO!<シェイキング東京>』を、主演に香川照之、そのほかキャストに蒼井優、竹中直人らを迎えて東京で撮影。日本、韓国、米国をはじめ世界各国でヒットを記録した。09年には韓国の人気俳優ウォンビンとベテラン女優キム・ヘジャを迎えた、待望の長編4作目『母なる証明』を発表。カンヌ国際映画祭ある視点部門に出品され、サンフランシスコ批評家協会外国語映画賞、ロサンゼルス批評家協会主演女優賞ほか多数の賞を受賞した。
【フィルモグラフィー】2000 吠える犬は噛まない 脚本・監督2003 殺人の追憶 脚本・監督2006 グエムル-漢江の怪物- 脚本・監督2008 TOKYO!<シェイキング東京>(『TOKYO!』内の1話) 脚本・監督2009 母なる証明 脚本・監督2013 スノーピアサー 共同脚本・監督
『スノーピアサー』作品情報
前へ進め。世界を変えろ。ポン・ジュノが放つ、いまだかつてない未体験の近未来SFエンターテインメント
『殺人の追憶』(03)『グエムル-漢江の怪物-』(06)『母なる証明』(09)と作品を発表するごとに、斬新な映像、緻密な構成、完璧なストーリーテリング力で観る者を圧倒し、世界がその才能に注目する監督ポン・ジュノ。若き鬼才が初めてインターナショナル・キャストを迎え、英語作品として世界に発信する『スノーピアサー』。2014年2月7日(金)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズ他全国ロードショーとなる。すでに公開された韓国では900万を超える大ヒットを記録し、10月30日のフランス公開を皮切りに、ワインスタイン・カンパニーによる全米公開を含め、167ヶ国での公開が決定している。2014年7月1日、地球温暖化を防ぐため化学薬品が撒かれ、その結果、地球は新たな氷河期に突入。それから17年が経った2031年。地球上を走る列車「スノーピアサー」だけが、生き残った人類にとって残された唯一の生存場所となる。最後の人類を乗せたこの「ノアの箱舟」は先頭車両に乗る上流階級によって支配され、後方車両の乗客は奴隷のような扱いを受けていた。フランスのコミック「LE TRANSPERCENEIGE」を原作にした本作は、アクション、ドラマ、サスペンス、哲学などあらゆる要素が絶妙なバランスで盛り込まれた超級の近未来SFエンターテインメントだ。ポン・ジュノによる国際的なキャスティングにも期待は高まる。後方車両から先頭車両へと進むべく、革命を起こす主人公カーティスに、『アベンジャーズ』(12)の大ヒットも記憶に新しいクリス・エヴァンス。共演には、アカデミー賞女優ティルダ・スウィントン、オクタヴィア・スペンサーを始め、ジョン・ハート、エド・ハリス、ソン・ガンホら実力派俳優が勢揃いしている。
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