雪崩の安全管理を怠る 巻き込まれた３人が死傷 ツアー会社社長とガイドを書類送検 北海道

北海道利尻富士町の利尻山で２０２４年３月、バックカントリーツアーに参加した７人が雪崩に巻き込まれ３人が死傷した事故で、警察は業務上過失致死傷の疑いでツアー会社社長とガイドを書類送検しました。

業務上過失致死傷の疑いで書類送検されたのは、ツアー会社社長の５０代男性とガイドの３０代男性です。

２人は２０２４年３月、気象状況などから雪崩が発生する危険性を予見できたにもかかわらず安全管理を怠り、ツアーに参加していた女性を死亡させたほか、客２人に軽傷を負わせた疑いが持たれています。

ツアーには社長の男性を含むガイド３人・客１０人が参加していて、利尻・礼文地方には当日朝まで雪崩注意報が出ていました。

道警によりますと、バックカントリーツアー事故を巡る立件は全国的にも珍しいということです。